初めてでも分かるレンタルサーバーと独自ドメインの基本
レンタルサーバーについて
「サーバー」を専門知識がない方に分かりやすく説明しますと、「ホームページに関するデータ・情報を格納しておく箱」とイメージして頂ければ難しくないと思います。
そして、ホームページを公開するには、このサーバー(箱)が必要で、レンタルサーバーとは、その名の通り、レンタルサーバー会社よりサーバー(箱)を借りて運用する事を示します。
なぜレンタルサーバーなのか?
現在、多くの方がレンタルサーバーを借りてホームページを運用していますが、その理由は大きくは2つです。
サーバーは通常のパソコンより高性能な為、高額である。
サーバーを維持管理していく為に専門知識が必要で、手間がかかる。
レンタルサーバーの種類
レンタルサーバーには、いろんな種類がありますが、今では以下の4つのタイプが主流です。
種類 | 値段 | 難易度 | 向いているサイト | 特徴 |
---|---|---|---|---|
共有サーバー | 安い (数百円~) |
簡単 |
個人用サイト |
一般的によく言われるレンタルサーバーがこちら。 |
専用サーバー |
高い |
簡単 | 中規模から大規模サイト アクセス多い |
値段は高い。管理はレンタル会社に任せる事が出来る為、専門知識がなくても大丈夫。 |
VPS | 比較的安い (数千円~) |
専門知識が必要 | 小規模から中規模サイト アクセス中 |
比較的低コストで、仮想の専用サーバーを1台借りられます。その為、専門知識があれば、自由にサーバーの設定が出来ます。 |
クラウド | 従量課金制 (数千~数万) |
専門知識が必要 | 小規模から大規模まで |
基本的な考えは、VPSと同じですが、契約中に、仮想の専用サーバーの台数やネットワークの設定を自由に変更する事が可能で、急にアクセスが増えても臨機応変に対応する事が出来ます。 |
レンタルサーバーの重要性
多くのお客様は、月々の維持費用を抑える為、出来る限り安いレンタルサーバーを契約したいとお考えでしょう。その気持ちはとても分かりますが、安すぎるレンタルサーバーはリスクがある事も頭に入れて頂けたらと思います。
レンタルサーバーは、「ホームページと言う建物」の「基礎」と思ってください。その為、安いレンタルサーバーは、その基礎がしっかりしていない可能性が高く、いろんなリスクにさらされています。
特に、個人のブログや趣味のホームページ、テスト用のホームページを運用するならまだしも、会社の公式ホームページを運用する場合、あまりに安いレンタルサーバー(数百円/月額)を選ぶことは、あまりお勧めしません。
レンタルサーバーはとても大事なものであると言う事をご認識頂けたらと思います。
独自ドメインについて
ドメインと言うのは、専門知識がない方に分かりやすく説明しますと、「インターネット上の住所」の事です。(例.「〇〇.com」、「〇〇.co.jp」)
独自ドメインとは、自分専用のドメインの事で、世界中でまだ使用されていないものでしたら、原則自由に取得できます。そして、取得したドメイン1つに付き、取得料(維持料)を1年毎に払う必要があります。
独自ドメインの重要性
独自ドメインを持つと、そのドメインはあなたの資産となります。
どういう意味かと言うと、ドメインは「インターネット上の住所」に値する為、仮想空間ではありますが、土地(資産)を持つことになります。そして、このドメイン(インターネット上の住所)の価値が上がると、土地(資産)も上がる事になります。
レンタルサーバーを契約すると、自動的に仮のドメインを使用する事が可能となります。もちろん、このドメインを使ってホームページを運用する事も可能です。ただ、このドメインは自分専用のドメインと言うよりは、レンタルサーバー会社の独自ドメインを一時的に借りている事になり、あなたの資産とはなりません。
また、上記の場合、レンタルサーバーを解約したり、レンタルサーバー会社がサービスを終了してしまったら、その仮ドメインは使用できなくなります。せっかくそのドメインに付いていた評価やユーザーも無くなってしまいます。
上記の事より、自分の為の独自ドメインを取得する事をお勧めします。