個人情報の取扱いを明記しよう


お客様の不安を取り除く

多くのお客様が初めてのお店で商品やサービスを購入するとき、多くの不安、障害があります。

特に、インターネットに不慣れな方や、ネットショッピング初心者の方はなおさらです。

それは、「生産者・販売者の顔を載せよう」でお話しましたし、その対策の一つが生産者、販売者の顔を載せる事でしたね。

また、商品やサービスの不安を解消する対策に関しては、「お客様の声ページを設置しよう」で解説しました。

ただ、まだまだお客様が不安に思っていることがあります。

それは、近年意識が高まっている、個人情報の取扱いについてです。

多くのお客様は、自分の個人情報がどのように扱われているかに、かなり敏感になっています。

この不安を取り除いてあげるだけで、お客様が利用してくださる可能性が上がります。

個人情報取扱の明記について

 皆さんが、お客様の個人情報をどのように取り扱っているか、管理しているかを明記することにより、お客様に安心感を抱いていただきます。

ただ、社内の運用を明記したときに、これじゃまずなと思われたら、社内の運用を見直す必要があります。

また、お客様に安心させる為に、社内ではやっていない、虚偽の表示をする事はもってのほかです。

個人情報の取扱いに関して、簡単な例文をご紹介します。

・お客様から頂いた個人情報は、当社が責任を持って管理し、お客様の許可なく第三者に開示する事は致しません。
・商品を発送する際に出た個人情報を含む帳票は、情報を利用した時点で、直ぐにシュレッダーにて裁断処分致します。
・また、商品の発送及び、お客様へご連絡する以外には使用致しません。

上記の例文はあくまで、簡単なものですので、皆さんの会社にあった文章を作成して、ホームページのフッターやサイドバーなどに表示させるか、「個人情報の取扱い」と言うリンクを目立つところに貼って、個人情報の取扱いについて記載したページへ遷移させましょう。

プライバシーマーク

もう一つ、個人情報の取扱いがしっかり出来ている事をお客様にアピールできるものが、「プライバシーマーク」です。

このプライバシーマークを聞いたことや、どこかのホームページで目にしたことは多いと思います。

このマークは、第三者機関が、事業主に対して、個人情報の取扱いが一定の基準を満たしていることを証明するマークです。認証を受けた事業主は、このマークを自社のホームページなどに表示させる事ができます。

このマークをサイト内の目の届くところに表示させる事で、お客様に与える安心感はかなり違います。

ただ、このプライバシーマークには1つ難点があります。

それは、取得するのに、時間とお金が掛かると言う事です。そして、取得した後も、更新する費用が発生しますし、個人情報の取扱に、常に高い意識を持って取り組まなければなりません。(プライバシーマーク取得に掛かる費用

このマークにそれだけのコストを掛ける価値があるかは、会社の規模と、業種、業界によるところが大きいかもしれません。

個人情報の取扱いをしっかり明記しましょう