A/Bテストで効果のあるページを判断しよう


A/Bテストで効果の高いWEBページが分かる

A/Bテストは、AとBの異なるページをユーザーに使ってもらって、その反応を調べる方法で、どちらのページがより反応が良いかを調べる上でとても効果的な手法です。

このテスト結果が、どちらのページを採用するかを判断する決め手になる事もあります。

その為、「自分でいろいろホームページを触ってみたけど、本当に効果があったのか疑問だよ。」とか、「新しいトップページの案が2つあるんだけど、どちらを正式採用数か悩んでいる」などと思われている方は、是非、正式採用する前にA/Bテストを実施する事をお薦めします。

A/Bテストの主な方法

ABテストの方法は大きく分けて2つあります。

1つ目は、AのページとBのページを片方ずつ日付をずらして表示させる手法です。

2つ目は、AとBのページを同時に公開しておき、システムでユーザーに表示させるページを切り替える手法です。

どちらの方法にもメリット、デメリットがある為、どちらが良いと言う事はないですが、より正確に効果を測定するには、2つ目の同時A/Bテストが良いかと思います。

同時A/Bテストの一番のメリット

同時A/Bテストの最も優れている所は、どちらのページもほぼ同じ条件で効果を測定出来ると言う事です。
同じ条件とは、測定する期間及び、測定する時期がまったく同じと言う事です。

別々にずらして行うテストの場合は、計測期間がまったく同じでも、時期がずれることによって、季節要因や突発的な事象の影響を受ける場合があることです。それによって、実測値よりずれが発生する場合があります。

同時A/Bテストは、このようなリスクが無い為、かなり信頼の出来るデータが取れるのです。

google analytics を使って同時A/Bテストを実施しよう。

以前は、同時A/Bテストを実施する為に、システムを組んで行う必要があり、テストを行うのにコストが掛かっていましたが、今は無料のgoogle analyticsで簡単に同時A/Bテストが出来るようになりました。

google analyticsを使った、同時A/Bテストの実施の流れ

1.まずテストしたいページを作成します。

2.google analyticsにて、ウェブテストの設定をします(google analytics ウェブテストの設定方法はこちら

3.オリジナルページに、ウェブテスト用コードを貼り付けて、サーバーにアップロードします。

4.google analyticsにて、ウェブテストの開始(レビューして開始)を実行します。

5.一定期間待ちます。(この時、自分のアクセスログを排除する設定をしていない場合、何度もホームページにアクセスしに行かない方が正確な結果が測定できます。)

6.計測期間終了後、google analyticsでテスト結果を見て判断します。

同時A/Bテストの注意点として、計測期間が短かったり、期間中のアクセス数が少ないと、テスト結果の信憑性も低くなるため、ある程度のボリュームを取る必要があります。

また、オリジナルページとオリジナルページを改善したページとでテストをする場合、変更する箇所が沢山あると、どの変更箇所が良い結果を生み出しているか判断できない為、変更箇所は1つに絞ってテストをする事がよいと思います。

同時A/Bテストでより効果の高いホームページに改善していきましょう。