ユニークな理由のキャンペーンをしよう


キャンペーン理由とは?

ここで言うキャンペーン理由についてですが、例えば「決算大セール」と言うキャンペーンがあったとします。

このキャンペーンの理由に当る部分が「決算」になります。「決算だから、セールします。」と言う事ですね。

他にも、「歳末大セール」の「歳末」とか、「火曜特売」の「火曜」が理由になります。

このキャンペーンをする為の理由が、お客様の印象に残る為の重要な要素になってきます。

理由をユニークにする理由

理由をユニークにする一番の理由は、他の人に覚えてもらいやすいからです。

ユニークとは、「一意」のとか「固有の」、「独特」と言った意味がありますが、その他大勢のキャンペーンよりも、ユニークな理由のキャンペーンの方が、多くの人の印象にも残りやすいのは、多くの方も納得できると思います。

では何故、「ユニークなキャンペーンをしよう」ではなく、「ユニークな理由のキャンペーンをしよう」なのか?

それは、ユニークなキャンペーンをする事は多くの人にとって難しいからです。また、ユニークなキャンペーンが、必ずしも多くのお客様にとって魅力のある事かどうか分かりません。

その為、お客様にとって魅力のある、ユニークなキャンペーンをポンポン発案して実行できる「スティーブ・ジョブス」の様な人材が会社にいればよいのですが、そうでない場合は、理由をユニークにして、差別化するアイデアが現実的なのです。

逆に、理由がユニークであれば、キャンペーン内容は、ユニークである必要はありません。良くある「○%割引」でも、「ポイント○倍」でも良い訳です。

キャンペーンにユニークな理由を付ける

それでは、皆さんもユニークな理由を考えて見ましょう。

冒頭でも説明しましたが、「歳末○○」や「決算○○」等は、すでに他がやっている為、ユニークにはなりえませんね。

かなり昔ですが、「雨の日は○○キャンペーン」と言う、「雨の日」と言う理由を付けて、キャンペーンをしているお店がありました。

今でこそ、そこまでユニークではありませんが、当時はかなり奇抜なキャンペーンをやっているなと思いました。

他には、「13日の金曜日セール」等はいかがでしょうか?まあほとんどの人がジェイソンしかイメージできませんね。

後、「解散総選挙セール」はどうでしょう?なかなかユニークですが、これだと、数年に1度くらいしか出来ませんね。

読者の皆さんからしたら、ちょっとふざけている様に思われるかもしれませんが、軽い気持ちで、遊び心やユーモア溢れる理由を考えて頂ければよいと思います。

良いキャンペーン理由の3つの要素は?

キャンペーン理由がユニークである事は、大事な要素の1つですが、他にもあります。

私が思うに、「定期的に行える事」と「理由とキャンペーンが連想しやすい事」が上げられます。

この3つの要素を含んだキャンペーン理由は、最強だと思います。

例えば、「雨の日は雨具30%キャンペーン」が有ったとします。

雨の日と言う理由は、現在では、ユニーク度は高くないかもしれません。ただ、雨の日は、定期的にやってきます。そして、「雨の日」と「雨具の割引」と言うキャンペーン内容は、関連性が高く、理由からキャンペーン内容が連想できるという意味で、とても良い理由だと思います。

キャンペーンではないですが、「交通事故0の日」と言う運動があり、毎月10日20日30日と0が付く日は、警察やパトカーを良く見かけます。

0の付く日と聞くと、中には、スギ薬局のポイント○倍デーを連想する人もいるかもしれません(笑)が、私は「交通事故0の日」を連想します。そもそも「0」とポイント○倍の関連性も分かりませんし。もしポイントが10倍なら、「0」との関連性にも納得いきます。

この様に、お客様に「○○の日」と言ったら?と聞いて、皆さんのお店のキャンペーンの事を連想させるくらいになれば、こっちのものです。

その為には、キャンペーンに良い理由を付けて、それを継続的に実施する事です。そうすれば、お客様の頭の中に、皆さんのキャンペーンが刷り込まれて、いつしか「○○の日」が来るたびに、皆さんのお店の事を思い出してくれるでしょう。

キャンペーンの日が来るたびに、思い出してもらいましょう。