こちらの記事は、2016年に書かれた記事です。最新の情報は、下記のページでご覧いただけます。
2018年版 Mauticのインストール・導入編 オンプレミス型(XSERVER)
皆さんこんにちは。
今回は、Mauticのオンプレミス型のインストール・導入方法のご紹介です。
まず、オンプレミス型とは、下記wikipediaでは、下記の様に説明されています。
オンプレミス ( 英語: on-premises(オン・プレミシズ))とは、情報システムを使用者(通常は企業)自身が管理する設備内に導入、設置して運用することをいう。
では、早速導入手順の説明に入りたいと思います。
Mautciがインストール・導入出来る環境
最初に、Mauticが動く環境ですが、Mautic自体がPHPで構築されている為、PHPが動くサーバーで、データベースを使えるプランの物でしたら、基本どこでも大丈夫だと思います。
ただ、かなり重たい、負荷の大きいシステムだと思いますので、かなりアクセス数のあるサイトの解析や、複数のサイトを管理する様な運用をしたい場合、専用サーバー、クラウド、最低でもVPSで運用される方が良いかと思います。
私は勉強用、試験用で動かすため、「XSERVER」の共有サーバーでやります。一度ロリポップでも試してみましたが、下の方で説明する「CRON設定」が上手くできなかったのでやめました。(私のやり方が間違っていただけかもしれませんが)
※XSERVERは、「PHP7」が使えますが、2016年07月時点では、Mauticは、「PHP7」に対応していません。
Mautic様のデータベースを作成
Mauticはデータベースを使用する為、Mautic用のデータベースを事前に作成しておき、基本情報(ホスト、データベース名、ユーザー名、パスワード)を控えておく必要があります。
Mauticアプリケーションのダウンロード
まず、下記Mautic公式サイトよりアプリケーションソフトをダウンロードします。
Mauticの公式サイトにアクセスすると「Dwonload Now!」と言う黄色いボタンがありますので、こちらをクリックします。
必要事項を入力して、「DWONLOAD」をクリックすれば、ダウンロードが始まります。
Mauticアプリケーションのアップロード
zipファイルの状態でサーバーの任意のディレクトリにアップロードします。
解凍してからでもよいのですが、ファイル数がかなりの量で、時間がかかる為、アップロードしてから解凍する方法を取ります。
※SSHなどでアクセスできない環境など、サーバー上で解凍する作業が出来ない場合は、解凍してからアップロードする必要があります。
SSH接続などは、各自調べて頂ければと思います。XSERVERの場合はこちら
Tera Term(SSH)でアクセス
私はWindowsユーザーなので、使い慣れているTera Termで、サーバーにアクセスしています。
下記の様なコマンド(例)をたたいて、zipファイルをアップロードしたディレクトリに遷移します。
$ cd web/mautic
下記の様な解凍コマンド(例)をたたいて、zipファイルをディレクトリに展開します。
$ unzip 1.4.1.zip
指定のURLにアクセス
展開出来たら、mauticのファイルが入っているディレクトリのアドレスにアクセスします。
例.http://www.demosite.com/mautic/
アクセスすると、下記の様な画面が表示されますので、「Next Step」をクリックします。
データベース情報の入力
事前に控えておいたデータベース情報を入力します。
「Database Table Prefix」は、任意の名前で良いと思います。
例.「ma_」や「mautic_」
全てを入力したら「Next Step」をクリックします。
後の画面も、指示に従いながら必要事項を入力して「Next Step」をクリックしていきます。
下記の画面が表示されればインストール完了です。
「Proceed to Mautic」をクリックすると、ログイン画面が表示されますので、先ほど登録した、IDとPASSを入力したら、ダッシュボードへログインできます。
おめでとうございます。
これで、晴れてMauticのインストールが完了となります。
ただ、実際に使用するには、他に以下の設定が必要となります。
・CRON JOB設定
・IP Lookup サービス設定
・ワードプレスサイトとの連携
・日本語化(必須ではない)