マーケティングオートメーション導入に向いているビジネス・業態


こんにちは。Webloco代表兼Webマーケターのヤブです。

マーケティングオートメーションは、マーケティング活動(見込み客を獲得して管理し、適切なコンテンツで育成して、有望な見込み客になったら抽出する)を自動化、仕組み化する為のものです。

その仕組みの構築には、初期の導入時や、運用時に、それなりのコストが掛かります。まず、それだけのコストを払っても、ペイ出来る、元が取れる商品やサービスを取り扱っているビジネスでなければ意味がありません。

1個販売する事で、数十円~数百円と言った薄利多売の商品に導入する価値はあまりないでしょう。

多くのBtoB企業(ビジネス)はMAの導入を検討する価値あり

マーケティングオートメーション導入に適しているビジネスはと聞かれたら、やはりBtoBでビジネスをやっている企業が当てはまると思います。

取り扱っている商品やサービスは単価が高く、数十万、数百万、数千万、それ以上と1つの案件が決まれば、大きな金額が動きます。

それゆえ、顧客の意思決定プロセスは複雑かつ慎重になり、時間が掛かります。また、多くの人がかかわります。

基本的には、多くの時間がかかり、意思決定のプロセスが多いものほど、自動化した時の効果は大きく、マーケティングオートメーションを導入するメリットが高いと言えます。

BtoCでも向いているビジネスは?

BtoBは、MA導入を検討する価値があると記載しましたが、BtoCの中でもBtoBビジネスに近い要素を含んでいるビジネスは、導入を検討する価値があります。

BtoCの中でも単価の高いビジネス

  • 自動車販売(特に高級車)
  • 住宅販売(マンション・戸建て)
  • リフォーム業者
  • 冠婚葬祭(結婚式、葬儀)

これらのビジネスは、1個あたりの単価も高いため、BtoBビジネスに近い要素が含まれています。

意思決定のプロセスが長いもの

  • リクルート(採用活動)
  • インフラビジネス(水道、ガス、電気、インターネットなど)
  • 教育関連(塾、学校など)

これらのビジネスは、意思決定までに多くのプロセスや接点が発生します。こういったビジネスもマーケティングオートメーションの導入・活用を検討する価値があると思います。

今後のマーケティングオートメーションの立ち位置

今では当たり前のホームページが、20年前はとても高価であったように(今でも一部は高価ですが)、現在のマーケティングオートメーションも、まだ高価な状態かと思います。

ただ、十年後には、ホームページと同じように、コストも下がっていき、BtoB、BtoC企業に関わらず、多くの企業が採用している状態になっているかもしれません。

以上、マーケティングオートメーション導入に向いているビジネスに関する記事をお送りしました。