こんにちは。Webloco代表兼Webマーケターのヤブです。
このページは、マーケティング・オートメーションの導入を検討しているお客様に、導入前にチェックをして、条件が整っているかを把握する為のチェックリストをご紹介致します。
マーケティング・オートメーション導入の意思決定の判断材料にしていただければ幸いです。
ホームぺージ・コンテンツに関して
1.ホームページを持っているか?
2.多くのコンテンツを持っているか?もしくは作り出せるか?
3.ホームページに多くのコンテンツを掲載しているか?
マーケティング・オートメーションを活用するには、ホームぺージ及び、コンテンツが必要となります。コンテンツとは、テキスト(文章)を中心に、写真や動画、PDFの資料、セミナーなども含まれます。
ターゲットに向けて、良質なコンテンツを沢山作成して、提供できるかがカギになります。
顧客データに関して
1.ハウスリスト(見込み客のデータベース)は持っているか?
2.自社ホームページで集客に成功しているか?
3.自社ホームページで見込み客獲得に成功しているか?
4.顧客データを収集する見込みや対策はあるか?
マーケティング・オートメーションを活用するには、アプローチする為のユーザーが必要です。
その為は、導入する前に一定数の見込み客データ、もしくは、アプローチできるユーザーがいる事が大切です。もしいない場合は、見込み客データを購入するなど、収集する為の対策を用意しておく必要があります。
予算や期間について
1.マーケティング・オートメーションの導入に一定の予算を確保できるか?
2.運用に一定の予算を確保できるか?
3.成果が出るまでに、中長期的な視野で見る事が可能か?
マーケティング・オートメーションの成功までには、ある程度の期間と費用が必要です。また、ここまでやったら終わりという事は基本無く、走り始めたら、止める決断を出すまでは、走り続けなければなりません。
導入前に予算を確保しつつ、どの時点で決断を下すのか?と言った事も事前に決めておく必要があります。
商品やサービスについて
1.貴社の商品・サービスは、高単価で利益率は高いか?
2.貴社の商品・サービスは、認知から購入までのリードタイムが長いか?
マーケティング・オートメーションの導入で効果を出すには、商品・サービスの特性も大切です。
コストは一定数掛かる為、ある程度単価が高く、利益率も高い商品でないと、売上が上がっても、利益は上がらなかったという事になりかねません。
人材や組織・企業文化について
1.社内にマーケティングの部署は存在しているか?
2.社内で既にマーケティング活動を行っているか?
3.マーケティング・オートメーションの運用に従事するスタッフは確保できるか?
4.会社全体として、マーケティング・オートメーション導入の成功を後押ししてくれる環境にあるか?
5.経営幹部の理解は得られているか?
6.プロジェクトを引っ張て行くリーダーに経営幹部が含まれているか?
7.社内に営業部は存在しているか?
8.マーケティング部と営業部は、コミュニケーションが取れているか?
マーケティング・オートメーションを導入する上で、もっとも大切な事は、人や組織です。
現場の人間が1人で頑張っても難しい為、リーダーシップを発揮する人が経営幹部にもいて、トップダウンと、ボトムアップの両方からのアプローチ、会社全体が一丸となって、初めて成功を目指せる組織・環境となります。
導入前チェックリストのまとめ
以上がマーケティング・オートメーション導入前のチェックリストになります。
「YES」の数が多いほど、導入すれば、成功する可能性が高い事を表しています。逆に、「YES」が少ない状態で導入した場合、成功する可能性が低いか、成功するまでに多くの時間が掛かる事を意味しています。
とは言え、現時点で「YES」が少なくても、努力や改善を重ねて、「YES」を増やしていけば、成功する可能性が高まる事も表しています。
中小企業にもチャンスがある
中小企業の担当者の方は、「マーケティング・オートメーションは大企業の為のシステム」という認識もあると思います。
チェックリストを見て、かなり難易度が高いと思われたかもしれません。確かに、顧客データの部分や予算に関しては、大企業の方が圧倒的に優位に立つでしょう。
ただ、企業文化や組織に関しては、規模が大きいほど、変える事は簡単ではありません。小規模な会社ほど、1人の頑張りが大きな影響を及ぼします。
おそらく、一番難しい事は、組織や企業文化を変える事です。だからこそ、中小企業にもチャンスがあると思います。
以上「マーケティング・オートメーションの導入前チェックリスト・必要な要素」をご紹介しました。