「Mautic 2.14.0」マーケティング・オートメーションツールの最新バージョン情報


こんにちは。Webloco代表兼Webマーケターのヤブです。

つい先日、Mauticのバージョンが、2.14.0バージョンアップしましたので、その内容を少しご紹介したいと思います。

参考ソースはMauticリリースノート(英語)をご覧ください。

 

「Mautic 2.14.0」の新機能について

今回のアップデートは、2.13.1から2.14のメジャーアップでとという事で、大きな変更が8個と、機能強化が10個以上と盛りだくさんとなっています。

ただ、私の中で気になった変更は、3つとなっています。その新機能の3つを簡単にご紹介します。

 

キャンペーンを何度も追加出来る設定を追加

この機能は、昔から要望が出ていましたし、私も待ち望んでいた機能ですが、やっと実装されました。

今までのキャンペーンは、同じコンタクトが重複実行されない仕様になっていました。何かの拍子に、あるコンタクトが再度キャンペーンに乗った際、同じコンタクトに、同じメールなどが送信されない様に配慮されたものだと思います。

ただ、意図的に同じキャンペーンを何度も実行してもらいたいものもあります。そういった場合は、データベースの中身を消すと言った事が必要でしたが、今回のアップデートで、「Restart」のオプションを「はい」に選択することで、操作出来る様になりました。

これにより、キャンペーンの用途の幅が広がりました。

 

チャネルの統計情報をクリックする事で、コンタクトリストを表示

メールやSMSの統計情報(レポート)で、メール内のリンクをクリックしたコンタクトの一覧を見る事が出来る様になりました。

mautic チャネル メールの統計ページ

Mauticのチャネルのメール統計情報をクリックした後に表示されるコンタクトリスト

今までの統計情報ページでは、送信したメール本文内のリンクがどれくらいクリックしたかしか見れませんでしたが、どのコンタクトがクリックしたまで簡単に分かる様になり、そこからの展開もより迅速に出来る様になりますね。

 

同一キャンペーンのあるイベントにジャンプ

キャンペーンの「アクション」の中に、新しい項目が追加されました。

それは、同一キャンペーン内の別のイベントにジャンプすアクションです。そこまで大した機能ではない様に思いますが、これがあると、キャンペーンの作成が楽になり、そしてシンプルなシナリオで済みます。

例えば、今まで日付の条件判断をするときは、1日後、2日後、3日後、と言った処理を記述しなければいけませんでした。

以前のキャンペーンの例

ジャンプを使ったキャンペーンの例

こんな感じて、めちゃくちゃシンプルで簡単になります。

これだけキャンペーンの機能が充実すると、マーケティング・オートメーション以外の用途でも使える様になりますね。

 

以上「Mautic 2.14」マーケティング・オートメーションツールの最新バージョン情報を紹介しました。