「Mautic ver3.0 alpha」マーケティング・オートメーションツールの最新バージョン情報

【２０２０年１月１９日】：リリース時期に関して更新

こんにちは。Webloco代表兼Webマーケターのヤブです。

つい先日（2020年1月11日）、Mauticの新バージョン（3.x系）の情報がリリースノートで公開されましたので、その内容をご紹介したいと思ます。

参考ソースは下記をご覧ください。

「Mauticリリースノート（英語）」「Mautic 3 is coming!（英語）」

「Mautic 3.x系」の進捗状況に関して

参考ソースには、以下の予定となっております。

提案されているタイムラインは次のとおりです。

2020年1月10日金曜日– Mautic 3のアルファリリースがテストに利用可能
2020年1月10〜17日– Mautic 3のアルファリリースのテスト期間

2020年1月20日月曜日– Mautic 3のベータリリースがテストに利用可能
1月20日– 2020年2月2日– Mautic 3のベータリリースのテスト期間

2020年2月3日月曜日から始まる週– Mautic 3の安定リリース

現時点では、「3.0.0-alpha」の状態なので、バグもいろいろ発生しているらしく、本番リリースには、もう少し時間がかかると思います。

タイムラインでは、「2020年２月３日の週に安定版のリリース予定」となっていますが、これは順調に進んだ場合の予定だと思うので、１か月後～3か月後くらいに正式リリースするのでは？と予想しています。

また、正式リリースしても、少しの間はバグが発生する可能性が高いので、落ち着いてからバージョンアップする方がよいと思います。

「Mautic 3.x系」で何が変わるの？

ユーザー向けの変更として

{leadfield = …}トークンが削除されました。代わりに{contactfield = …}トークンを使用してください。

サポートされているPHPバージョンは7.2および7.3です

コンソールは別のディレクトリに移動されました。すべてのcronジョブを更新し、app / consoleをbin / consoleに置き換えます

Rackspaceの古いライブラリが原因で、リモートアセット用のRackspaceおよびOpenStackプラグインが削除されました。

API関連の変更

Webhook関連の変更

上記の事から、いろいろ仕様が変わってしまうみたいです。

こんなことなら、Mautic 3系が正式リリースされて少し落ち着くまでは、新規Mauticの案件を受けるのはちょっと見送った方がよいと思ってしまいますね。

「Mautic 3.x系」へアップグレードする時の注意事項

まだ気は早いですが、「Mautic 3.x系」へアップグレードする時の注意事項をご紹介します。

現状のバックアップ

世界的人気のCMS「WordPress」のアップグレードでもそうですが、現状のバックアップは必須といえます。

WordPressでは、「バックアップ用のプラグイン」が沢山ありますが、Mauticはおそらくない為、データベースやファイルなどを、別の場所にバックアップして、何かあったらいつでも復元できる状態にしておく必要があります。

使用中のサーバーのPHPのverを確認。7.2.0以上へアップグレード

Mautic 3系からPHPの最小バージョンがv7.2.0になった為、現在Mauticがインストールされているサーバーのバージョンは、PHP7.2以上にする必要があります。

もし共有のレンタルサーバーを使用していて、古いバージョンのPHPしか利用できない場合は、当分Mautic 2系を利用し続けるか、新しいサーバーに乗せ換える必要があります。

「Mautic 3.x系」の新機能は情報が公開され次第随時更新

現時点で、Mautic3.系でどんな新機能が実装されるかは具体的に載って（探せて）いません。ただ、Mautic3.x系に関するソースはいくつありました。

Mautic 3の先を見据えて

Mautic 3開発タイムライン

上記の記事は、Mauticの具体的な機能に関して言及されていませんが、将来の方向性やビジョンなどが記載されており、今後もMauticとともにビジネスを展開しておこうと考えているマーケターやビジネスマンは、一読しておく価値があると思います。

こちらの「Web・デジタルマーケティングBLOG」でも、Mautic3系の新しい情報が入り次第、随時更新していきたいと思います。

以上【「Mautic ver3.0 alpha」マーケティング・オートメーションツールの最新バージョン情報】をお送りしました。