こんにちは。Webloco代表兼Webマーケターのヤブです。
つい先日(2020年6月16日)、4年ぶりに待望のMautic3.0が正式リリースいたしましたので、その内容をご紹介したいと思ます。
参考ソースは下記をご覧ください。
結局「Mautic3.0」は、「Mautic2.系」とどこが変わった?
皆さんが一番気になる部分がこの部分ではないかと思います。
以前、当BLOGに掲載した「『Mautic ver3.0 alpha』マーケティング・オートメーションツールの最新バージョン情報」でもご紹介しましたが、今回のアップグレードは、ユーザー視点では目につくような新しい機能はありません。
どちらかと言えば、内部的なもの(フレームワークやその他依存関係のあるもの)のアップグレードが中心となり、開発者にとっては、大きな変化だといえます。
私はユーザー側(マーケター側)なので、メジャーアップデートでどんな新機能がリリースされるのだろうと期待していたため、少し期待外れな感もあります。
ユーザー向けの変更点について
Mautic公式サイトには、以下の事が変更点として書かれていました。
{leadfield = …}トークンが削除されました。代わりに{contactfield = …}トークンを使用する必要があります。
コンソール(cronジョブとコマンドラインタスクで使用)が別のディレクトリに移動されました。すべてのcronジョブを更新し、app / consoleをbin / consoleに置き換える必要があります。
新しいファイルマネージャーがあります。たとえば、WYSIWYGエディターに移動して画像を追加しようとすると、表示されます。
Rackspaceの古いライブラリが原因で、リモートアセット用のRackspaceおよびOpenStackプラグインが削除されました。
新機能は次回のメジャーアップデートに期待
新機能は無いといえども、今回のアップデートはものすごい大きな変化の為、当分の間は、新たに発生したバグなどの修正が主になってくると思います。
それが落ち着いたら、いよいよ新機能の実装に取り掛かるのではと予想しています。
以前、Mauticのプロモーションの為、Mauticの開発者である「David Hurley(デイヴィッド・ハーレー)」さんが名古屋に来られた時、Mauticの将来についてや、新機能について伺った事があります。
その時、「まだはっきりは言えないけど、『AI(人工知能)』の技術を取り入れた機能を考えている」的なことをこそっと(酒の席で)教えてくれました。
本当かどうかは分かりませんが、見込み客の行動をAIで分析して、最適なページの表示やメールを送信する機能なんかが出来れば夢のようですね。
「Mautic3.0」使う為にはどうすればよいの?
現時点では、新規でMautic3.0を新しく始める場合は、公式サイトからダウンロードして、インストールする事は出来るようです。
ただ、現在、既にMauticを使用している場合は、まず、最新の「Mautic2.16」にアップデートする必要があります。
さらに、「Mautic2.16」から「Mautic3.0」にアップデートするには、約2週間後になる予定です。
なお、アップデートをする際は「バックアップ」は必須ですね。
以上「『Mautic3.0』正式版リリース|オープンソースのMAツール最新情報」をお届けしました。