こんにちは。Webloco代表/Webディレクターのヤブです。
本日は、型落ち・デッドストックのフィギュアを多く抱えるフィギュア・ホビーショップの方に向けて、弊社の「LottoBox」を使ってデッドストックを「体験」として再販売するオリパ化の発想をお送りします。
Contents
この記事のターゲット
- フィギュア・ホビーショップを運営していて、型落ち・デッドストックを多く抱えている方
- 正規価格では売れない一点物の在庫を、値下げ以外の方法で活用したいと考えている方
- 値下げ販売を繰り返すことで、お店全体の価格イメージが下がることを懸念している方
- 「フィギュア オリパ」にどれくらい需要があるのか気になっている方
- これからフィギュアのオリパ化を始めたいと考えている方
- 排出数連動型抽選やラストワン賞などの演出機能を活用したい方
- オンラインガチャ・オリパシステムの導入を比較検討している方
フィギュア・ホビーショップを運営していると、こんな悩みに心当たりはないでしょうか。
- 発売当初は注目されていたのに、シリーズの勢いが落ちて型落ちになってしまったフィギュア
- 限定版・イベント限定カラーなど「一点物」だが、特定のファン以外には需要が読みにくいアイテム
- セット仕入れに含まれていたものの、単品ではなかなか手が出にくいキャラクター・スケール
- 値下げを重ねても動かず、結局「セール品コーナー」に置いたまま時間が経っていく在庫
こうしたデッドストックは、フィギュアという商材特有の事情も関係しています。トレーディングカードであれば同じカードが何十枚・何百枚と存在することも多いですが、フィギュアは生産数自体が限られており、しかも一点ごとに「箱の状態」「開封・未開封」「カラーバリエーション」が異なります。だからこそ、「同じ条件で大量に値下げセールをする」という手法が、そのまま当てはまりにくい商材なのです。
「正規価格で売れないなら値下げするしかない」と思い込んでいる方も多いかもしれません。しかし、値下げを繰り返すほど、お店全体の価格イメージが下がってしまうリスクもあります。「処分品コーナーのお店」という印象がついてしまうと、新規入荷の正規価格商品にも影響しかねません。
そもそも「フィギュア オリパ」自体に需要があるのか、と気になる方もいるかもしれません。トレーディングカードの世界では「何が当たるかわからない」オリパという販売形式がすでに広く受け入れられており、フィギュアファンの間でも「箱を開ける楽しみ」そのものに価値を感じる層は少なくありません。デッドストックという「困りごと」が、実はそうした需要と相性の良い在庫である、という見方もできるのです。
この記事では、そうしたデッドストックフィギュアに対する「値下げ」とは別の選択肢として、「箱から何が出るかわからない体験」として再販売する「オリパ化」という発想をご紹介します。
なお、トレカ・フィギュア・スニーカー・ゲームソフトといったレア商材全般を「オリパ化」して収益化するという考え方の全体像については、別記事でも整理していますので、まずそちらで自社のビジネスにオリパが合うかどうかを確認したうえで、本記事に進んでいただくのもおすすめです。
レア商材(トレカ・フィギュア・スニーカー・ゲームソフト)をオンラインガチャ化して収益化する方法
1. 発想の転換:「型落ち品」ではなく「何が当たるかわからない体験」として売る
なぜ、型落ち・デッドストックのフィギュアは正規価格で売れにくくなるのでしょうか。それは、「このフィギュア単体に、いくらの価値があるか」という基準だけで、買い手から評価されてしまうからです。発売から時間が経ったフィギュアは、どうしてもその基準の中で「型落ち=価値が下がったもの」として見られがちです。
一方、オリパ(オリジナルパック)は、商品単体の価値ではなく「箱を開ける瞬間のワクワク感」そのものに価値があります。同じフィギュアでも、
- 単品で「型落ち品・セール品」として棚に並べる
- 複数のアイテムを組み合わせて「抽選で何が当たるかわからないオリパ」として販売する
では、買い手に伝わる印象がまったく異なります。前者は「在庫処分」、後者は「体験のための景品」です。
もちろん、「売れ残りを適当に箱に詰めればいい」という単純な話ではありません。フィギュアは一点物としての個性が強い商材だからこそ、「在庫管理」と「抽選の設計」をきちんと組み合わせることが重要です。次の章では、その具体的な進め方を見ていきましょう。
2. 実践ステップ:一点物のフィギュア在庫を、オリパとして組み立てる
ここからは、デッドストックフィギュアをオリパ化する際の実践ステップを、LottoBoxの機能に沿って解説します。
ステップ1:フィギュアを「実物商品」としてアイテム登録する
最初のステップは、デッドストックとなっているフィギュアを、LottoBoxの「アイテム管理」で実物商品として登録することです。
アイテムごとに、以下のような情報を設定できます。
- アイテム名・アイテムコード(管理用の識別情報。「未開封品」「開封済み・展示品」などの状態も含めて管理できる)
- メイン画像・詳細画像(推奨サイズ:W1000px×H1000px)
- キャッチフレーズ(30文字程度)・アイテムの概要(200〜300文字程度)
- アイテムタイプ(実物商品/デジタル商品/ポイント)
- SKU単位での在庫数管理(在庫が0になると自動的に抽選対象から外れる)
- 販売区分(排出限定/会員限定/一般販売可能)
フィギュアは「同じ型番でも1個しか在庫がない」というケースが多い商材です。LottoBoxではSKU単位で在庫数を設定できるため、「このフィギュアは在庫1点のみ」という状態のまま、オリパの抽選対象として登録できます。販売や排出が発生すると在庫数が自動的に減少し、在庫が0になった時点で自動的に抽選対象から外れるため、「すでに排出済みのフィギュアが、また当たってしまう」といった事故を防げます。
ステップ2:レアリティを設定し、一点物の価値を演出に反映する
次に、登録したフィギュアに「レアリティ」を設定します。レアリティ管理では、以下のような項目を設定できます。
- レアリティ名(例:UR・SR・Rare・Common)
- レア度(数値が高いほど希少。複数同時排出時は最も高いレア度の演出が表示される)
- カラー設定(レアリティラベルの背景色・文字色)
- 枠画像・裏面画像・演出動画
仕入れ値が高かった限定版・イベント限定カラーのフィギュアは上位レアリティに、比較的入手しやすいシリーズの通常版は中位〜下位レアリティに割り振るなど、「在庫としての価値」をそのままレアリティ設計に反映できます。フィギュアは写真映えしやすい商材でもあるため、上位レアリティが当たったときに専用の演出動画が流れる、といった仕掛けも、開封の体験価値を高めるポイントになります。
ステップ3:抽選方式を「排出数連動型」にして、一点物在庫を確実に消化する
抽選の設定では、「確率一定型」と「排出数連動型(天井あり)」の2タイプから選択できます。
| 抽選方式 | 仕組み | デッドストック活用への向き不向き |
|---|---|---|
| 確率一定型 | 毎回同じ確率で抽選する | 一点物のフィギュアが、運悪く長期間排出されないまま残り続けることがある |
| 排出数連動型(天井あり) | 在庫が減少しながら抽選され、設定した在庫がすべて排出されると終了する | 一点物在庫との相性が良い。最後の1点まで必ず誰かの手に渡る |
デッドストックのフィギュアは、まさにこの「排出数連動型(天井あり)」と相性の良い在庫です。在庫として登録したフィギュアがすべて排出されるまで抽選が続き、在庫がなくなったタイミングで自動的に抽選が終了するため、「一点物だから、いつ当たるか分からない」という不安なく、企画としてのオリパを完結させることができます。
ステップ4:確定枠機能で「ラストワン賞」的な運用を作る
有償オプションの確定枠機能(ラストワン賞・キリ番賞・○連ボーナス)を組み合わせると、デッドストックフィギュアの活用はさらに効果的になります。
例えば、在庫の中で最も希少なフィギュア(限定版・絶版品など)を「ラストワン賞」に設定すれば、「そのオリパの最後の1口を購入した方に、特典として確定で当たる」という演出が作れます。一点物の在庫であっても、「最後まで残った1点が、最後に挑戦した方に確実に届く」という設計にすることで、デッドストックが「処分されるもの」ではなく「企画のクライマックス」として機能するようになります。
なお、確定枠機能はサブスクリプション型の場合、初期費用¥11,000(税込)の有償オプションとして追加できます。「まずは小規模なオリパを1つ動かしてみて、反応を見ながら確定枠の活用を検討する」という段階的な進め方も可能です。
3. 「型落ちフィギュアの売り方」のNG例・OK例
デッドストックフィギュアの活用方法として、やりがちな失敗パターンと、望ましい設計の対比を整理します。
NG例:そのまま値下げして売り切ろうとする場合
- 型落ち・デッドストックを「セール品」として正規品と同じ売り場に並べ、お店全体の価格イメージを下げてしまう
- 一点物のフィギュアを単品で値下げしても、特定のファン以外には情報が届きにくい
- 「いつか売れるはず」と在庫を抱え続け、バックヤードのスペースを圧迫し続ける
- 値下げ幅をどんどん広げてしまい、利益がほとんど残らない状態になる
OK例:オリパとして再構成した場合
- アイテム管理でデッドストックを実物商品として登録し、在庫数を一元管理する(在庫0のアイテムは自動的に抽選対象から外れる)
- レアリティ設定で「一点物だからこそのレア度」を演出に反映し、開封の楽しみとして提示する
- 排出数連動型(天井あり)の抽選にすることで、一点物在庫でも「必ず誰かの手に渡る」設計にする
- 最も希少なアイテムをラストワン賞に設定し、デッドストックを「企画のクライマックス」として位置づける
NG例とOK例を比べると、「在庫を減らす」という目的自体は同じでも、それを「処分」として見せるか「体験」として見せるかで、お店の価格イメージや購入者の受け取り方が大きく変わることが分かります。デッドストックフィギュアのオリパ化は、在庫整理の手段であると同時に、お店のブランドイメージを守るための方法でもあるのです。
4. さらに踏み込むなら:実物×デジタル特典の組み合わせ
ここまでで、「デッドストックフィギュアを実物アイテムとして登録し、排出数連動型の抽選で組み立てる」という基本的な考え方をご紹介しました。
実際に運用を始めると、「実物のフィギュアだけでなく、デジタル特典(限定壁紙・特典動画など)も組み合わせられないか」という発想も出てくるはずです。LottoBoxではアイテムタイプとして実物商品・デジタル商品・ポイントを組み合わせて登録できるため、フィギュアという実物アイテムの魅力に、デジタル特典を加えた演出設計も可能です。この点については、実物アイテムとデジタル特典を組み合わせたガチャ設計を詳しく解説する記事でも取り上げる予定ですので、デッドストック活用の次のステップとして参考にしてください。
5. 他の業種でもこんな展開ができます
ここでご紹介した「在庫を実物アイテムとして登録し、排出数連動型の抽選で組み立てる」という考え方は、フィギュアに限った話ではありません。
例えば、トレーディングカードの業界では、すでに在庫過多のカードをオリパとして再構成する取り組みが進んでいます。トレカショップ・個人セラー向けに、SNSでの手動オリパ運用から自社オリパサイトへ移行するステップを解説した記事もありますので、「在庫を体験として売る」という発想を別の業種ではどう活用しているか、気になる方はあわせてご確認ください。
デッドストックフィギュアのオリパ化のまとめ
型落ち・デッドストックのフィギュアへの向き合い方は、「値下げして売り切る」だけではありません。
- 値下げ販売は在庫を減らせても、お店全体の価格イメージを下げてしまうリスクがある
- オリパとして再構成すれば、一点物の在庫であっても「企画のクライマックス」として価値を持たせられる
- 排出数連動型(天井あり)の抽選なら、一点物在庫でも在庫がなくなるタイミングで必ず誰かの手に渡る設計ができる
- 確定枠機能(ラストワン賞)を組み合わせれば、最も希少なフィギュアを「最後の挑戦者への特典」として位置づけられる
「フィギュア オリパ 始め方」として、まずは小規模なデッドストックの一部から、オリパ化を試してみることもできます。LottoBoxでは、こうしたアイテム管理・レアリティ管理・抽選管理の機能を、サブスクリプション型(初期費用¥11,000・月額¥3,300〜、税込)から利用を始めることができます。
「自分のお店の在庫だと、どんなオリパ設計ができそうか」が気になる方は、まずはデモページでLottoBoxの抽選方式・演出の雰囲気を覗いてみてください。
具体的な在庫構成やフィギュア オリパの需要感について相談したい方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
また、オンラインガチャの販売管理システム「LottoBox」にも興味のある方は、以下のページより詳しく内容がご覧いただけます。