SEO対策における被リンク(インバウンドリンク)の雑学


被リンク(インバウンドリンク)について

2017年12月更新

SEO対策は、内部対策と外部対策があり、被リンクの獲得は、外部対策の多くを締めていると言ってもよいくらい大事なことです。

ちなみに被リンクとは、インバウンドリンクとも言われ、外部のサイトから、自分のホームページに向けて貼られているリンクの事を言います。

 

以前は被リンクを操作して意図的に評価を上げていた

SEOの外部対策とは、被リンクを沢山獲得して、自分のホームページの評価を上げようとする行為です。

 その為、多くの被リンクを獲得する事に、血眼になって頑張っている人がいます。ただ、ここで1つ注意しなければいけない事があります。

現在は、自サイトの評価を意図的に上げる(操作する)事は、かなりリスクになります。Googleは、自社のサイトの評価を意図的に上げる事を嫌っており、ペナルティとなる可能性があります。

意図的に上げる方法とは、被リンクを購入して、自社サイトに被リンクを貼るなどの行為です。

 

Google Page Rankの廃止

2014年ごろまで、多くのサイトは、「Google Page Rank」と言う「0~9」までの、評価指標を、Webサイトの評価としていました。

「Google Page Rank」は、被リンクの数と、質を考慮して付けられていた指標の為、被リンクが多いサイトがGoogleから評価されていた時代は重宝されていました。

ただ、Googleが検索エンジンのアルゴリズムのアップデートをした時に、被リンクの重要性や評価方法が見直されました。

それと同時に、「Google Page Rank」の更新も停止して、意味のない指標となりました。

 

内部的に評価を持っている被リンク

そんな経緯で、被リンクを操作してSEO対策をしていたWebサイトは、検索エンジンの圏外に追いやられ、被リンク対策のブームは終焉しました。

被リンクの影響は今も残っている

とは言え、被リンクは全く評価されなくなったかと言うと、そうではないようです。

「Google Page Rank」の更新は停止しましたが、内部では評価を持っているという情報もあります。何より、被リンクと言うのは、人気投票の様な物で、とても、シンプルで分かりやすい評価方法でもあります。

その為、以前ほど被リンクの重要度は落ちましたが、今でも評価の指標として引き続けています。

 

新しい概念を加味して被リンクを評価

今まで、被リンクでの評価は、その数と質で判断していました。

より多くの、より質の高いサイトから評価(被リンク)されているサイトは、評価を上げるという考え方です。

それが、現在は、「より自然な形でリンクを貼られている」と言う概念が付け加えられている様です。これは、自社サイトの評価を意図的に操作する事を阻止する為のロジックだと考えられます。

 

自然にリンクが貼られているか?

これは、どう言う事かと言うと、そもそもリンクが貼られるというのは、「誰かがそのサイトのコンテンツ(文章や写真、動画)を見て、面白いと感じ、誰かに紹介したいと思った人が、自分のブログやホームページ、SNSに、そのサイトへのリンクを貼る」行為の事とgoogleは解釈しています。

リンクが貼られるペース(間隔、期間)

その為、ほとんどアクセス(訪問客)の無いサイトに、1日で10個のホームページからリンクが貼られる行為は、googleからすれば「自然ではない」事なのです。

上記の事より、どれだけ質の良いリンクを獲得したとしても、自然でない被リンクは、やりすぎるとペナルティを受ける対象にもなると言う事です。

また、自然な被リンクと言う事に関して言えば、時系列的な事と、被リンクの貼られ方も見ています。

 

相互リンクは、意図的なリンク

貼られ方?皆様の中には疑問符が浮かんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

貼られ方とは、リンクの向きと思っていただければ分かりやすいと思います。

例えば、あるホームページの評価を上げたいため、自分で10個、違うホームページを作成して、それらのホームページから、評価を上げたいホームページに集中してリンクを貼る事などです。

これは、リンクの向きでいうと、10個のサイトから一方通行で、1つのサイトにのみリンクが貼られている事が不自然であると捉えられる場合があります。

この状況が、「yahooのようなポータルサイト」だとしたら、まだ自然な事かもしれませんが、同じクラスのサイト同士で、そのようなリンクの向きは、やはり不自然と思われても仕方ないでしょう。

 

リンクが貼られる場所

リンクが貼られる場所とは、「サイトA」から「サイトB」にリンクが貼られているとします。

この場合、この時、「サイトA」の個別ページ(ブログの様な記事)の中で、「サイトB」のリンクが貼られている場合、自然な「サイトB」の紹介の仕方だと思います。

それが、「サイトA」のサイドバーやフッターエリア(全てのページで共通して表示されるエリア)にリンクが貼られている場合、自然な紹介の仕方とは言いにくいです。

 

紹介されているリンク先

紹介されるリンク先とは、「自社サイトのどのページをリンク先として紹介されているか?」と言う事です。

例えば、自社サイトが100ページくらいのページ構造だとします。そして、外部の50サイトから被リンクされているとします。

この時、全ての外部50サイトが、自社サイトの「トップページ」をリンク先として紹介している場合、この状況を自然と言えるでしょうか?

ひと昔前は、トップページに訪問して、そこから目的のページに遷移する動線設計が多かったですが、現在は、目的のページにダイレクトでアクセスする事が多いです。

ユーザビリティを考えると、目的の情報がある「下層ページ」を紹介する事が理想です。こういった部分も考慮していると考えています。

 

同じテーマ性のあるサイト(ページ)から貼られているか?

被リンクはテーマ性も大切です。

例えば、化粧品がテーマのサイトから、不動産投資のサイトにリンクが貼られている場合、多くの人は違和感を感じると思います。「恐らく意図した被リンクではなかろうか?」と。

もし操作した被リンクでなくても、違うテーマ性のある外部のサイトからの被リンクは、自社サイトのテーマ性に合わない為、ほとんど評価にならないかもしれません。

上記以外にも被リンクに関するルールはいっぱいありますが、もっと知りたい方は、書籍や他のサイトで勉強してみてください。

 

【結論】被リンクは大切だが、ほぼ操作する事は出来ない

「操作する事は出来ない」と言うか「操作してはいけない」と言った方が正しいです。

また、上手くGoogleを欺いて、被リンクを操作出来たとしても、一時的に評価は上がるかもしれないが、結局ルールが変われば、ペナルティになる事もあり得ます。

結局のところ、被リンクを操作するという事は、かなり費用対効果の悪い方法と言う愚策になります。

その為、現在は、とにかく質の良いコンテンツを作成して発信するという、コンテンツマーケティングが主流になっています。

 

2015年に書いた古い被リンクの記事

昔に書いた記事で、当時は有効でしたが、今はほぼ意味の内容内容になります。

ただ、せっかく書いたけど消すのもモッタイナイので、ログとして残しておきます。

被リンクの種類

被リンクにも、善玉被リンクと悪玉被リンクがあります。(※注意・・善玉、悪玉とは私が勝手につけた名称で、良い被リンク、悪い被リンクと解釈してください。)

1.善玉被リンク・・皆さんのサイトの評価を上げてくれるリンク

2.悪玉被リンク・・皆さんのサイトの評価を下げてしまうリンク

善玉被リンクを違う切り口から説明しますと、ずばり評価の高いサイトからのリンクになります。そして評価が高いサイトとは、人気のあるサイトとも言えます。

 

評価が高い(人気がある)サイトを見極める方法は?

何をもって人気があるサイトか?と言う定義は置いといて、私はシンプルに「google ページランク」で評価しています。(google ページランクについて

このページランクが高ければ、評価が高いというとても分かりやすい指標です。

 このページランクの高いサイトから多くのリンクを貰えれば、自分のホームページの評価も上がると言う事です。

 

悪玉被リンクを見極める方法は?

では、悪玉被リンクの基準は何かと言う事ですが、私は、評価の低いサイトからのリンクが全て悪玉被リンクでは無いと思っています。

極端に言えば、悪玉被リンクとは、評価がマイナスなサイト(googleからペナルティを受けたサイト)からのリンクと私は解釈しています。

ページランクは、「0」が一番低くて、「10」が一番高くなっています。また、最近出来たばかりのサイトや、いろんな理由でgoogleから評価されていないサイトは、「unranked(採点不能)」になっています。

その為、ページランクだけでは、そのサイトがgoogleからペナルティを受けたサイトかどうかが分かりません。

では、どのように調べるか?それは、そのサイトの「サイトタイトル」をgoogleの検索エンジンで入力して検索してみる事です。

googleからペナルティを受けている可能性が高いサイトは、検索結果に表示されないか、かなり下のほうに表示されます。(※100%ではありませんのでご注意ください)

これにより、このサイトはgoogleから評価されていないサイトなんだと判断出来ます。

 

 

被リンクは出来るだけ自然に!!