こんにちは。Webloco代表/Webディレクターのヤブです。
今回は、複数アイテムを同時にレンタル予約出来て、在庫管理も出来る「Multi Rent」が、とうとう「多言語対応」可能となりましたので、その内容をご案内いたします。
Contents
この記事のターゲット
- 予約システム「Multi Rent」でどんな事が出来るか知りたい方
- 多言語対応の予約システムを探している
- インバウンド観光客の需要を取り込みたい
- 複数商品を1度にレンタル出来るシステムを探している
レンタル予約・在庫管理システムの概要
レンタル予約・在庫管理システム「Multi Rent」は、複数の商品を1度にレンタル予約出来るシステムです。
イメージとしては、レンタル予約したいアイテムを、ECサイトで買い物をするような感じで、カートに入れるような使い勝手になります。
レンタル予約システム「Multi Rent」の主な特徴
- 1度の予約で複数アイテムの予約が出来る
- アイテムの在庫管理が出来る
- 日またぎの予約が出来る
- 時間単位や日単位での予約管理が出来る
- 自由に開始日時と終了日時を選択して予約できる「フリータイム予約」仕様
- etc
多言語対応のメリット・デメリット
メリット:新規顧客獲得・売上アップ
予約システムを多言語対応することによる1番のメリットは、日本人以外の顧客に対しても、アプローチ出来る事です。
歴史的な円安(2024年6月時点)で、インバウンド観光客も多く来日しています。
予約システムを多言語対応することで、こういったインバウンド観光客の取り込みも可能になります。
それにより、新規顧客獲得や売上アップにもつながります。
デメリット:コストアップ
多言語対応することのデメリットは、コストアップが挙げられます。
予約システムの導入コストも若干あがりますし、複数の言語に対応しなければいけない為、運用コストもあがります。
その為、扱う商材やターゲットによっては、多言語対応をしても割に合わない可能性もある為、費用対効果を考えて導入を検討した方が良いでしょう。
対応可能な言語
現時点で対応している日本語以外の言語は以下の通りです。
- 英語
- 韓国語
- 中国語(簡体字)
- 中国語(繁体字)
上記以外の言語に対して、有償カスタマイズで追加も可能です。
多言語対応の仕様
自動翻訳
「Google Translate API」という、Google翻訳で使われている翻訳エンジンを使用することで、多言語対応を可能にしています。
自動翻訳の特徴
多言語対応には、大きく2つのタイプがあり、弊社のシステムの様に「自動翻訳」機能を使うパターンと、完全に言語毎のページを用意する「ネイティブ」パターンがあります。
それぞれの特徴は以下の通りになります。
多言語対応のタイプ | 自動翻訳 | ネイティブ |
---|---|---|
初期コスト | ◎ | × |
運用コスト | ◎ | △ |
翻訳精度 | △ | ◎ |
ユーザービリティ | △ | 〇 |
自動翻訳のメリット・デメリット
上記の特徴からも分かる通り、自動翻訳のメリット・デメリットをまとめると以下の通りになります。
メリット1.初期費用が安く抑えられる
用意するページは日本語ページのみなので、対応するすべての言語のページを用意しなければいけない「ネイティブ」に比べると、初期費用の差は歴然です。
メリット2.運用が楽(ランニングコストが安い)
Webページに表示される文字は、「Google自然言語翻訳機能」を使って自動翻訳される為、一部の文字を除いて、原文(日本語)を変えれば、他の言語も連動する為、メンテナンスはとても楽になります。
デメリット1.翻訳精度に課題あり
自動翻訳の精度は年々向上していますが、文章の内容によっては、ネイティブに比べると、まだまだ翻訳精度は低いと言えます。
デメリット2.タイムラグが発生する
自動翻訳は、ページを読み込んでから、翻訳する仕組みの為、ネイティブに比べると、若干タイムラグが発生します。これによって、ユーザービリティ若干落ちてしまいます。
多言語対応の費用
有償オプション:50,000+税
現在、多言語対応は有償オプションの為、予約システムの基本料金+50,000(税抜)となります。
APIのリクエスト数(使用量)によって従量課金
Translation APIは、有料サービスですので、使用量によって料金が変わってきます。
ただ、無料枠があり、最初の 500,000 文字(1 か月あたり)は、無料で使えます。
50 万文字以上(1 か月あたり)になると、$20(100 万文字あたり)の料金が発生します。
その為、小規模なサイトの場合は、無料枠で収まる可能性が高いです。
多言語対応の導入方法
契約時にオプションを追加
予約システムの契約時に、「多言語対応」オプションを付ける事をお申し付けください。
「Cloud Translation API」の「API key」を取得
多言語対応をするには、Googleアカウントを作成して、Cloud Translate APIの「API Key」を取得する必要があります。
詳しくは「Google Cloud Translation API のAPI keyの取得方法」をご覧ください。
レンタル予約・在庫管理システム「Multi Rent」を詳しく知りたい方は、以下の「Multi Rentの詳細」ボタンよりご確認ください。
以上、「『多言語対応が可能に!』レンタル予約・在庫管理システムの更新情報」をお送りしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。