売上に結び付かない5つの原因

以前、「ホームページにアクセスはあるのですが、お問い合わせや売上が上がりません」というお問い合わせに対して、当サイトで以下の様な記事を書かせて頂きました。

ホームページにアクセスはあるのですが、お問い合わせや売上が上がりません

上記の記事で主な5つの原因を上げました。

ランディングページの直帰率が高い(悪い)

ユーザーがどこに行けばよいか?何をすればよいか迷ってる

エントリーフォームの最適化が出来ていない

集客しているユーザーが、お客さんになってくれるユーザーとずれている

商品やサービスに問題がある

上記の原因の中で、今回は「集客しているユーザーが、お客さんになってくれるユーザーとずれている」に関して、もう少し深く掘り下げてみたいと思います。

 

Weboloco ホームページの場合

Weblocoサイトのブログ(コラム)は、約3年前(2019年時点)くらいに始めたのですが、その目的は、Weblocoサイトのアクセス数を増やす為です。

Blogを始めてから、平均すると月に約1本程度のブログを更新いていました。(もっと頑張れよと言われなくもないですが。)

その結果、ブログを始める前のセッション数とくらべて、現在は約4倍になりました。この結果から、「ブログを始めて、アクセス数を増やす」という目的は達成しました。

「めでたし~めでたし~」

と本来ならなるはずでした。

ただ、私自身、アクセス数が増えれば、お問い合わせも増え、ホームページ制作やコンサルの受注数も増えるかなとにわかに期待していましたが、実際の結果は微増と言った感じでした。

 

この結果のカラクリを掘り下げてみる。

何か問題があった時、「何故」を繰り返していけば、真相にたどり着くという教えを基に、GA(Googleアナリティクス)で自社サイトを解析してみました。

その結果、このカラクリの真相は、

本当に訪れて欲しいページのPVはそんなに伸びていない。

でした。

 

ブランディングページのアクセス数は変わらず

ブログを始める前のサイト全体のアクセス数を「1」とした時、現在のサイト全体のアクセス数は4倍の「4」となります。

さらにその内訳を見ると、3年間で新たに追加したブログ記事が全体の4分3のウェイトを占めていたという事です。

つまり、もともとある本体部分のアクセス数はほとんど増えていないという事。

 

ブログページから本体サイトへ誘導してみる

せっかく手間暇かけてアクセスを増やしたのなら、そのページから本体サイトへユーザーを誘導しようという事で、バナーやリンクなどのCTA(行動喚起)ボタンを設置してみました。

そして、Googleアナリティクスでコンバージョンを計測してみても、ほとんどクリックされていないようでした。

 

A/Bテストで、クリック率を上げてみる

無料でA/Bテストを実施出来るGoogle オプティマイズを使って、バナーやCTAボタンの場所やデザイン、文言などを変更して、一番反応の良いパターンを検証

何パターンが仮説検証を行いましたが、0.5%が0.7%に上がる程度の微増となり、大きな成果は上げられませんでした。

 

ブログで集客するユーザーを間違えた

上記の結果より、結論としては、集客するユーザーを間違えた事が分かります。

実際に私が投稿しているブログの記事は、「自分で調べて何とかしよう的なユーザー」向けのHow to 記事なので、当然訪れたユーザーも、お金を払って人に依頼しようというユーザーではなく、自分でなんとかする的なユーザーです。

そんなユーザーに商品やサービスの紹介情報は、雑音でしかありません。もちろん心に響くわけがありませんね。

 

ブログで集客するユーザーを間違えた場合の対策について

まずは、マーケティングの初心に返って、「お金を払ってホームページ制作を依頼してくるユーザーってどんな人だろう」と、ユーザー(顧客)についてもっと知るところから始める。

要は、顧客になってくれるユーザーは誰なのか?という事です。

そして、そんなユーザーは、どんな情報を欲していて、どんな検索キーワードを使って、情報にアプローチしているか?という事をリサーチする。

そして、そのユーザーが必要としている良質なコンテンツを定期的に投稿する。

アクセス解析ツール(GAやヒートマップ)などを使って、仮説に対して検証をして、改善を繰り返す。

上記の様な行動プロセスが必要なってくると思います。

 

現在集客したユーザーを顧客に育てる

また、別のアプローチとなりますが、せっかく見に来てくれたユーザーも、絶対に顧客にならないかといえば、そんな事もありません。

その為、遠回りになるかもしれませんが、集客したユーザーの事を詳しく知って、どういうアプローチを、どの様な順番で取っていけば、顧客になってくれるかという建設的な考え方も出来ます。

もしくは、「どういう時ならお金を払ってくれるのか?」「どういう条件を満たしたら顧客になってくれるか?」と言った問で自問自答してみるのも良いかもしれません。

 

以上「ホームページのアクセスアップが売上に結び付かない5つの原因」についてご紹介しました。