ホームページに掲載するコンテンツについて

ホームページにどんなコンテンツを掲載するか迷われる方も多くいると思います。

迷うくらいなら、思いつくコンテンツをすべて掲載してしまう方もいるのではないでしょうか?

とは言え、ホームページの制作には、予算や納期もある事が多いため、すべてを掲載する事が出来ない事の方が多いです。

また、ホームページに掲載するコンテンツに関して、明確な正解不正解はないと思っています。

ただ、おそらく、このコンテンツは必要だろう(ユーザーは求めているだろう)、不要だろうと言った推測は付きます。

その為、始めは、その推測、仮説に基づき、ある程度最適なコンテンツの構造を模索していく形になります。

 

ホームページに掲載するコンテンツは目的やターゲットによって変わる

 

目的によるコンテンツの設計

掲載するコンテンツを判断する上で、もっとも大事な要素は、ホームページの目的・役割になります。

例えば、ユーザーに対して、正確な情報を伝える事を目的とする場合、どんなコンテンツが必要になるでしょうか?

 

コーポレートサイトの場合

  • 企業理念
    事業内容
    会社概要
    アクセス

最低でも上記のコンテンツが必要でしょう。

 

ブランディングサイトの場合

  • 商品のコンセプト
    商品の仕様
    商品が買える場所
    商品を作っている会社概要

最低でも上記のコンテンツが必要でしょう。

上記はあくまで必要最低限であり、十分ではないかもしれません。

 

ターゲット(ユーザー)によるコンテンツの設計

同じ目的でも、ターゲット(集客するユーザー)によって、コンテンツの内容は変わります。
コーポレートサイトを作る場合でも、
ターゲットが「求人集」の場合、仕事内容、採用情報が必要でしょう。

コーポレートサイトを作る場合でも、ターゲットが「法人顧客」の場合、
取引実績、導入実績なども必要になるでしょう。

 

ターゲットに響くコンテンツを制作するには?

これまでは、大まかにどんなコンテンツ(情報)が必要かという事をご紹介しましたが、しっかりしたコンテンツを制作するには、もっと掘り下げた準備が必要です。

それは、ターゲット像をもっと詳細に設計する事です。その為には、ペルソナを設定する必要があります。

 

ペルソナの設定

ペルソナとは、ターゲットをより詳細に表した仮想のターゲット像です。

大まかなターゲットは、30代男性とか20代女性と言った感じになります。

ペルソナは、35歳の会社員で、2人の子供がいる既婚者。会社へは電車通勤で、休日は家族でよく公園に遊びに行く。ペルソナの名前は「ひろしさん」と命名しようと言った具合です。

どうでしょうか?大まかなターゲットと比べると、かなり細かい設定だと思います。

ここまで細かくすると、「ひろし」さんは、どんな事に困っていて、どんな事を求めているだろうか?という事が、かなりイメージし易くなると思います。

ターゲットをペルソナにまで落とし込むメリットは、ターゲットに響くコンテンツが、かなりイメージし易くなる事です。

 

コンテンツ作成に必要なカスタマージャーニーという考え方

もう一つ大事な事は、ターゲットのカスタマージャーニーと言う考え方です。

カスタマージャーニーとは、ターゲットがその商品・会社を知ってから、興味・関心を持ち、比較検討をして、最終的なゴールに至るまでのプロセスの事です。

 

多くのユーザーは、知ってすぐに購入とはならない

ほぼすべてのユーザーは、「認知」「興味・関心」「比較検討」「購入」などのプロセスをたどります。商品を知った瞬間、直ぐに買う「衝動買い」でも、「認知」「興味・関心」「購入」の3ステップは辿っています。

その為、事前にペルソナを設定しておくと、カスタマージャーニーの作成も比較的簡単に出来ます。

そして、カスタマージャーニーを作成すると、同じターゲットでも、「認知」「興味・関心」「比較検討」と言った各ステップで、伝える内容が違う事が理解できると思います。

 

(例)認知のページ

例えば、〇〇に興味があるひろしさんは、通勤中の電車の中で「〇〇」と言うキーワードで検索するだろう。

その為、「〇〇」というキーワードで検索された時に、「〇〇について」というページをファーストコンタクトのページにしよう。

「〇〇について」のページには、あんなことやこんなことを掲載しよう。という具合です。

 

(例)比較検討のページ

例えば、「〇〇」について、自社の商品にある程度興味を抱いた「ひろしさん」は、「〇〇 レビュー」というキーワードで検索するだろう。

「〇〇 レビュー」というキーワードで検索された時に、「自社商品と□□との違い」というページが上位表示される様にしよう。

「自社商品と□□との違い」のページには、あんなことやこんなことを掲載して、他社ではなく、自社を選んでもらえるようにしよう。という具合です。

 

ホームページに掲載するコンテンツのまとめ

コンテンツの概要を決めるには、まず目的を明確にする必要があり、コンテンツの詳細を決めるには、ターゲットを明確にして、掘り下げる必要があります。

そして、同じターゲットでも、カスタマージャーニーのプロセスに応じて、必要なコンテンツを用意する事が必要です。

ただ、多くのコンテンツを用意する事はとても大変でコストが掛かります。
最初は小さく始める場合、一番ボリュームが多いであろうペルソナのカスタマージャーニーに沿ったコンテンツから作成して、リリース後、次第にコンテンツを充実させていく事になると思います。

 

以上「ホームページの目的と掲載するコンテンツとの関係」のご紹介でした。

[ctabutton2]