Webサイト制作は外注かセルフかで死ぬまで議論しよう!

Webサイト制作は外注かセルフかで死ぬまで議論しよう!

こんにちは。

とあるアーティストの歌のキャッチーな題名にインスパイアされて今回のタイトルにしてみました。

というわけで、よく質問を受ける「ホームページは外注か内製化かどっちが良いでしょうか?」という質問に対して、私の考えを述べさせていただきます。

 

ホームページは外注か内製化かどっちが良い?

当たり前ですが、この議論に正解(答え)はありません。だから死ぬまで議論しても、答えは出ません。とはいえ、「こんな場合は、外注が良いんじゃない?」あるいは、「こんな場合は、内製化が良いんじゃない?」という事は言えます。

 

「コストを抑えたいから内製化する」の判断は危険!

外注するか内製化するかで一番のポイントになってくるのは「コスト(費用)」だと思います。

外注に出すと、初期コストとして一般的なホームページで「数十万円」の見積り金額。納品後も、ちょっとした変更で、「○万円」の見積が出され、毎月のランニング費用、保守管理費用も「○万円」が発生。

ホームページを作成したはいいけど、大した反応もない割に金はかかる。「金食い虫やなぁ」と思う方もいるかもしれません。

内製化した場合の人件費と教育コストの計算

内製化すれば、外部にお金を払う事はなくなりますが、まったく社内に人材やノウハウが無ければ、1から教育するか、既にスキルの持っている人材を新たに採用する事になります。

自社社員を1から教育する場合、教育中も給与を払わなければなりませんし、教材の購入やセミナー受講などの教育費もかかります。

また、新しい人材を採用する場合は、これまた多くのコストと手間が発生します。特に現在の様な人手不足の売り手市場では、なかなか応募さえしてくれません。

どちらにせよ、100万以上のコストは発生する可能性があると思います。

大きな落とし穴は、従業員の離職

一番大きなリスクは、従業員の離職でしょう。せっかく時間とコストを掛けて育てた(採用した)人材が、半年やそこらで退職されると、もはや何も残りません。

また、Web系のエンジニアは、フリーになりたいと言った独立思考を持っている人も多く、手に職を付けたら、フリーランスになって稼ごうという人も多いです。

そういう意味では、その会社によっぽど魅力が無いと、内製化のコストの方が高くつくかもしれません。

 

Webサイト制作や運用を外注した場合のリスク

外注の一番のリスク(デメリット)は「価格が高い」という意見が出てきそうですが、私の考えでは、価格の部分は、一番のデメリットでは無いと思います。

現在もかなり高い価格で受けている業者もありますが、安くやってくれる業者も沢山出てきました。それにより、昔に比べて、選択の幅は広がりました。

その為、内製化した場合に掛かるコストと比較すると、「外注の方が安く済むんじゃない」という事もあり得ます。

一番のリスクは外注業者のクオリティ

クオリティとは、結構幅広い定義ですが、大きく分けると「スキル」「スピード」「接客態度」かなと思います。

業者のスキル不足

スキルは、制作物のクオリティに一番に関わってきますが、出来上がった物が要件・要望の物と違ったり、ところどころ不具合があったりなどです。

また、見た目や挙動は要望通り出来ていても、使っているソフトやツール、プラットフォームが時代遅れだったり、ソースコード(HTMLの構造)がぐちゃぐちゃだったり、ひと昔前の記述方法だったりもあります。

運用面で言えば、「あそこ直しておいて」と伝えたけど、結局直っていなかったり、意図が伝わってなくて、違ったように修正されていたりなどです。

業者の対応スピード

結構外注業者への不満として一番多いのが対応スピードだったりします。

業者のスキルに関しては、スキルの無い素人からすればあまり分からない事が多いですが、スピードに関しては、スキル関係なく分かる事ですから。

「○○お願いします」と言ってから連絡がまったくなく、1週間後に「あれどうなってます?」と聞いたら、「これから対応します。」と言われる事があったり。。

ただ忙しいからなのか、忘れてただけなのか。。。対応が遅すぎる。

業者(特に担当者)の接客態度

メールのレスが遅い。電話や打ち合わせでの言葉遣い、態度がよくない。専門用語ばかり並べて、何言っているか分からないなど、業者(特に担当者)の接客態度、対応に不満を持っている人も結構います。

この場合、そこそこの規模の会社なら、担当者を変えてもらうと言った事は出来るかもしれませんが、小さな業者の場合は、それも難しい場合があります。

 

忘れてはいけない「廃業」「サービス停止」のリスク

外注の場合のもう1つのリスクとしては、保守管理などをお願いしていた会社が「倒産」してしまったり、本業もしくは、副業が予想外に忙しくなる(儲かる)と言った事で、事業を廃業してしまう事も考えられます。

せっかくその業者のサービスやクオリティには満足していたのに、廃業となると、また新たな業者を探さなければなりません。

これは、新しい業者を探す労力がかかりますし、仮に見つけても、その業者が本当に良い業者かどうが分かりません。また1から信頼関係を築き上げなくてはいけない労力もかかってきます。

 

Webサイトの内製化は、一定規模以上か個人、家族経営なら内製化の旨みあり

これまでの記事では、外注した場合と、内製化した場合のリスクを考えてきましたが、それらを踏まえて、「じゃ、結局がどっちが良いの」という結論を、ケース別に私の考えを述べていきたいと思います。

本業がほどほどの忙しさの個人事業主の場合

私のこれまでの経験では、個人事業の様な一人で事業を展開している事業主で、まだ年齢も若くて、本業がめちゃくちゃ忙しくない人は、自分自身がWebサイト制作や運用の勉強をして、自分で構築や運用をするメリットは大いにあると思います。

事業主なら、辞められる心配もないですし、もし辞める場合=事業をたたむ事になるので、問題も無いと思います。

既に本業が忙しくて手が回らない個人事業主の場合

そもそも、Webサイトの制作の勉強をする時間が無いと思うのですが、それだけ忙しければ、Webサイトが本当に必要か?という事を自問自答してみると良いと思います。

もちろん、これから事業をもっと拡大していくには必要となれば、選択肢は、Webサイト制作を外注に任せて、自分は本業に集中するか。今の業務の中で人に任せれる部分は人に任せて、空いた時間をWebサイト制作の勉強と制作作業に費やすしかないと思います。

家族経営の零細企業の場合

夫婦2人や親子で数名の家族経営の会社の場合は、基本、よっぽどの事が無い限り、家族である従業員が離職する事はない為、内製化のハードルは低くなります。

ただ、夫婦2人の場合で、2人とも既にシニア層の場合、ちょっとハードルが高くなるかもしれません。

二人とも30代、40代や、子どもがまだ若い場合などは、内製化するメリットは十分あると思います。

一定以上の規模の会社の場合

一定以上といっても明確な数字はありませんが、20~30人以上あれば一定以上に入ると思います。

それなりの規模のある会社の場合、1つのビジネスだけでなく、複数のビジネスを展開している事もあり、ホームページも複数必要になってくる可能性があります。

また、運用に関しても、発信する情報が当然多くなり、毎回更新作業を外部に発注するより、内製化した方がコスパが良い傾向にあります。

それなりの規模の会社の場合、今の世の中、人材採用は簡単ではないにせよ、零細企業に比べればコストも掛けられますし、優秀な人材じゃなくても、それなりのスキルを持った人材を採用する事は可能です。

仮に人を雇わず、既存社員を育成する場合でも、やる気のある一人をWeb担当者にして、もともと抱えていた業務を他の従業員に分散して割り振る事も、一定以上の規模の会社なら、比較的可能だと思います。

 

ホームページは外注か内製化かの議論は何度も行う

外注が良いか内製化が良いかは、その時の状況によって変わってきます。

その為、1年前に議論した時は、「外注が良い」という結論になったが、それから会社の規模や外部環境、状況が変わったら、また議論をし直しても良いかもしれません。

その時の議論では、「内製化が良い」という結論になる場合もあります。

最終的には、「何故そうしたいのか?」「本当にそうなるのか?」を議論する

当記事の冒頭でも紹介しましたが、何故内製化したい=内製化の目的が「コストを削減したい」とした時に、「内製化したら本当にそうなるの?」という事をしっかり議論や調査して、ある程度算段が出来てから実行した方が良いでしょう。

 

以上「Webサイト制作は外注かセルフかで死ぬまで議論しよう!」をご紹介しました。

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