Mauticのフォーカス(Focus Items)の設定方法、使い方 - マーケティングとビジネスと私

こんにちは。Webloco代表兼Webマーケターのヤブです。

今回は、Mauticの「バージョン２.X.X（詳細は忘れました）」からチャンネルの中に突如追加されたフォーカス(Focus Items)について、簡単に解説したいと思います。

英語が分かる方は、公式サイトのページ「Focus」を確認頂ければと思います。

Mauticのフォーカス(Focus Items)とは

私の解釈では、Webサイトを訪問したユーザーに対して、「注意を引く」演出を行う事が出来る機能と捉えています。

例えば、下記の画像の様に、画面の右側から「にょきっ」と、ポップが出てくるような演出です。

実際に、こういった演出を自社で構築するには、javascriptなどの知識が必要になります。Mauticの「Foucs Items」機能を使えば、こういった演出が、専門的なスキルが無くてもある程度簡単に構築可能だと言う事です。

Mautic管理画面サイドメニューにある「チャンネル」⇒「Focus Items」⇒「＋新規」をクリックします。

「名前」に任意の名前、「Website」に、フォーカスを設定したいWebサイトアドレスを入力して、「ビルダー」をクリック

ビルダーが開くと下記の画面が表示されます。左側がプレビュー画面で、右側が設定メニューです。
右側で設定した内容がほぼリアルタイムで確認出来ますので、いろいろ試しながら設定できます。

右側のメニューには、大きく４つの項目があります。

目的の設定です。このFocus機能を使ってどんな事をしたいのか？と言う事です。目的は、以下の３つから選べます。

データを集めたいは、「メルマガ登録フォーム」や「お問い合わせフォーム」を表示させる事になります。

通知を表示させたいは、その名の通り、任意の文章を表示させます。

強調したリンクを表示させたいは、キャンペーンページやランディングページなどのリンクを表示させます。

どんな表示方法で通知したいか？と言う事です。表示法は以下の４つから選べます。

実際にどんな感じで表示されるかは、それぞれのボタンを押してみると分かると思います。

表示方法のデザイン（色）を選べます。文字の色などです。

表示されるFocusに掲載したい見出し、文章やリンク、入力フォームを設定できます。

「ビルダーを閉じる」をクリックして、「公開」を「はい」にして、「適用」をクリックします。

Mautic管理画面サイドメニューにある「チャンネル」⇒「Focus Items」⇒「先ほど作成したFocus Items」をクリックします。

右側に、WebサイトでFocus Itemsを実装する為の埋め込みタグが表示されるのでコピーします。

先ほどコピーした貼り付けタグを、Focus Itemsを実装したいページの<head></head>内に貼り付けます。

WordPressの場合、header.phpの中になると思うのですが、ここに貼り付けると、全てのページで表示される可能性があるので、「is_fornt_page()」などのタグで、条件分岐をすると良いかもしれません。

一度やってみると、設定は直感的に出来て、意外に簡単だと思いました。WordPressのプラグインなどで、こういった事を実装出来るものもあると思いますが、Mauticで一元管理でいるのはうれしいですね。

また、マーケティングオートメーションでは、見込み客（リード）の情報収集が大事になってきますので、Focus機能を上手く利用して、幅広い方の見込み客（リード）情報の収集に一躍かってくれる事が期待出来、MAツールと相性の良い機能だと思いました。