2017年4月Mautic Meetup Nagoyaに参加してきました。


1カ月に1回のMautic Meetup Nagoyaに参加してまいりました。

今回のMautic Meetup Nagoyaの内容は、主にMautic2.7.1バージョンの新機能の紹介と事例紹介になります。

Mauticバージョン2.7.1新機能

ゲートビデオ

新しいバージョンにより追加・変更された機能の中で一番大きな機能は「ゲートビデオ」と言う機能です。

この機能は、ユーザーが動画を数秒間再生させると、フォームが表示されて、フォームに情報を入力しないと、続きの動画が再生されない機能です。

関連ソース⇒https://mautic.org/docs/en/video/index.html

この機能により、より幅広い手段で、リード情報を取得できそうですね。とは言え、これにより動画の再生を止めて離脱してしまう人が増える事も予想できますので、バランスが大事です。

マーケティングメッセージ

また、前回のバージョンから登場した「チャネル」の機能「マーケティングメッセージ」についても簡単に説明がありました。

ちなみに、「マーケティングメッセージ」とは、リードに合わせてコンタクト方法を設定できる機能です。

例.あるリードには、「ツイッターで通知」、あるリードには「メールで通知」、あるリードには、「Web通知」と言った具合です。

基本的には、キャンペーンに組み込んで使用する機能の様です。

 

Mauticの事例発表

さて、後半は、Mauticを使用している方の事例紹介です。そんな中、急きょ当日に発表してくれないかと言うオファーがあったので、なんの準備もなしで発表する事になりました。

テーマ「Mauticを使った生産性向上」

今回私が発表したのは、「Mauticを使ってどのように業務の効率化を行ったか?」です。

まず、Mauticを使う前から少し悩まされていた事がありまして、Mauticを使えば、多少解決するのではと言う事で、トライアルを兼ねて実施しました。

悩み「購買意欲の高いリードと低いリードの問い合わせ対応」

閑散期は、どんなお問い合わせにも迅速に対応出来のですが、繁忙期になると、なかなかメールが見えれなくて、レスポンスが遅くなります。

その中で、「まだまだ客」のお問い合わせと、「いますぐ客」のお問い合わせでは、当然「いますぐ客」のお問い合わせが優先となります。

ただ、「まだまだ客」のお問い合わせも、いずれ花咲く事も考えられるので、「無碍」にはできません。でも、忙しくてあまり対応できない。そんなジレンマがありました。

解決策「Mauticのキャンペーン」を使おう!

と言うわけで、Mauticのキャンペーン機能を使い、「まだまだ」客に関しては、自動化してしまおうと言う事になりました。

キャンペーン上部シナリオ

キャンペーン上部の解説

まず、ホームページからお問い合わせがあった方を「お見積り」「それ以外」で分けます。
その後、急ぎでない人に絞り、さらに、要望が具体的かどうかで分けます。

キャンペーン後半のシナリオ

キャンペーン後半の解説

要望が「具体的」「おおまか」「ノープラン」に分けた後、それぞれのシチュエーションに合わせたメールを送信します。

その後、送信されたメールが開封されたかどうかのチェックをして、「7日間」経過しても開封されない場合、同じメールを再送します。

また、開封されてから7日経過してもレスポンスが無い方は、「フォローメール」を送付することで、アクションを促します。

このキャンペーンの効果

このキャンペーンを設計してから、数件のリードがこの流れに乗りましたが、基本、すべてのリードが、こちらの想定通りに反応してくれました。

今までは、1リード当たり、十数分~数十分の時間を割いていましたが、ほとんど時間を割く必要が無くなり、生産性向上・効率アップを測れたと思います。

後は、このキャンペーンを継続的に回していき、反応を見ながらシナリオやコンテンツを改善していく事で、より品質の高いキャンペーンになっていくと思います。

以上

というわけで、上記の様な事例紹介を、”だらだら(笑)”発表させて頂きました。結構会場の反応も良かったので一安心です。

皆さんもご参考にしてみてください。