今回のテーマは、マーケティングオートメーションツール「Mautic」を使用した生産性向上の事例紹介です。
テーマ「マーケティングオートメーション(Mautic)を使った生産性向上」
今回テーマのポイントは、「Mauticを使ってどのように業務の効率化を行ったか?」です。
まず、マーケティングオートメーションを使用する前から困っている問題点・課題がありました。その課題をMauticを使えば、多少解決するのではと言う事で実施しました。
悩み・課題「購買意欲の高いリードと低いリードの問い合わせ対応」
閑散期は、どんなお問い合わせにも迅速に対応出来のですが、繁忙期になると、なかなかメールが見えれなくて、レスポンスが遅くなる事は良くあることではないでしょうか?
その中で、「まだまだ客」のお問い合わせと、「いますぐ客」のお問い合わせでは、当然「いますぐ客」のお問い合わせが優先となります。
ただ、「まだまだ客」のお問い合わせも、いずれ花咲く事も考えられるので、「無碍」にはできません。でも、忙しくてあまり対応できない。そんなジレンマがありました。
課題解決策「Mauticのキャンペーン」を使って自動化する
Mauticのキャンペーン機能を使い、「まだまだ」客に対して、自動化する事を考えました。
概要としては、お問い合わせフォームなどで、「いますぐ客」か「まだまだ客」かを判断する為、「納期」の項目を入れます。
そこに入力された内容に合わせて、リードを振り分けるシナリオを設計しました。
キャンペーン上部シナリオ
キャンペーン上部の解説
まず、ホームページからお問い合わせがあった方を「お見積り」「それ以外」で分けます。
その後、納期が「急ぎな人」と「急ぎでない人」とに振り分け、さらに、要望が具体的かどうかで分けます。
キャンペーン後半のシナリオ
キャンペーン後半の解説
要望が「具体的」「おおまか」「ノープラン」に分けた後、それぞれのシチュエーションに合わせたメールを送信します。
その後、送信されたメールが開封されたかどうかのチェックをして、「7日間」経過しても開封されない場合、同じメールを再送します。
また、開封されてから7日経過してもレスポンスが無い方は、「フォローメール」を送付することで、アクションを促します。
このキャンペーンの効果
このキャンペーンを設計してから、数件のリードがこの流れに乗りましたが、基本、すべてのリードが、こちらの想定通りに反応してくれました。
今までは、1リード当たり、十数分~数十分の時間が掛かっていましたが、ほとんど時間を割く必要が無くなり、生産性向上・効率アップを測れたと思います。
後は、このキャンペーンを継続的に回していき、反応を見ながらシナリオやコンテンツを改善していく事で、より品質の高いキャンペーンになっていくと思います。
以上事例紹介でした。