本日のMautic Meetup NagoyaのテーマはMauticのレポート機能についてです。
Mauticの新しいバージョンの紹介
毎月恒例ですが、新しいバージョンの紹介です。直近では、Mautic2.11.0がリリースされました。
主な変更点は、以下になります。
- キャンペーンプレビュー(キャンペーン詳細ページでフローが見れる)
- フォームにファイルアップロードの機能の追加
- キャンペーンにリプライイベントが追加
- キャンペーンで管理者に内部通知機能etc
Mauticのレポート機能について
まず、レポート機能を使用する上で、大前提となるのは、レポート機能を使ってどんな事を分析したいかです。要は目的ですね。
そして、このレポート機能を有効に活用する為には、「ペルソナ」の設計と「カスタマージャーニーマップ」の作成が必要となります。
「ペルソナ」や「カスタマージャーニーマップ」の詳細に関しては割愛しますが、カスタマージャーニーマップの中で、Mauticがどの部分を担うかという事を決めます。
要は、どこからどこまでのプロセスを、どういう指標を使って計測したいのかを決める必要があります。
レポートを使う目的は効果測定
自社のホームページにマーケティング・オートメーションを導入した場合は、マーケティング・オートメーションがちゃんと機能しているかが必要です。
また、他のお客様に導入した場合、お客様にマーケティング・オートメーションが機能している事を見える化して、安心してもらう為にもレポート機能は役に立ちます。
レポートの新規作成
まず、Mautic管理画面の左メニューの一番下に「レポート(Report)」と言うメニューがあります。
そこをクリックすると、既にデフォルトで5つのレポートがあります。
そして、デフォルト以外に新しいレポートを作成したい場合、レポート画面の右上の「+新規」をクリックします。
レポートで可視化したい指標の選定
「Data」のタブをクリックして、レポートに表示させたい指標(Columns)を選択して、「Calculated columns」で、集計方法(カウント、集計、平均)などを選択します。
また、「フィルター」を設定すれば、セグメント単位や地域と言ったグループで、抽出出来ます、
そして、「保存して閉じる」をクリックすると、カスタムレポートの作成が完成します。
Mautic Cloud Freeの場合
なお、Mautic Cloud Freeの場合は、「+新規」でレポート作成をしようとすると、選択できる指標(Columns)に制限がある為、デフォルトのレポートを「複製」して、カスタマイズする方が良いかも知れません。
レポート機能の事例紹介
レポート事例1
セグメント毎の見込み客の増加度合いをレポートで可視化
レポート事例2
セグメント別のメール離脱率、開封率をレポートで可視化
レポート事例3
キャンペーン別の完遂率(コンバージョン率)を可視化
こんな感じで、レポート機能を活用すると、どこのキャンペーンでコンバージョン率が低くて、どこのキャンペーンを改善しなければいけないかと言う事が出来る様になります。
以上「Mautic Meetup Nagoya 11月 勉強会に参加してきました。」のご紹介でした。