定期的に訪問してもらう仕組みを作ろう


いざと言う時に、お客様の頭の中の候補に上がるように

お客様に定期的に訪問してもらう事が出来たら、いざと言う時に利用してもらえる可能性が高くなります。

よく「競合との差別化」と言う言葉を耳にしますが、これは同じ土俵に上がった時に、選んでもらえる可能性を上げる方法です。

同じ土俵とは、つまりお客様の頭の中の候補という事になります。

例えば、皆さんのお店が、焼肉屋さんだとします。
お客様が、「今日の夕飯焼肉がいいな」と思った時に、その候補の中に、皆さんのお店が入っていなければ話になりません。
また、「焼肉と言ったら、○○だよな」と皆さんのお店しか頭に浮かばないくらい満たされているのが理想です。
もしくは、「今日の夕食は外食にしたいけど、どこに食べに行こうかな」と思った時に、皆さんのお店が上がるのが目的です。

これを実現するためには、定期的にお客様の頭の中に、お店の刺激を与え続ける必要があります。

これが、定期的に訪問してもらう仕組みであり、最終的な目的でもあります。

他の業界が行っている、定期的に訪問してもらう仕組みとは?

ヤマダ電機の場合

以前、ヤマダ電機がご来店ポイントサービスを行っていました。

多くの人の記憶にも残っていると思いますが、来店したら、入り口にある機械にポイントカードを差し込むと、ルーレットが周り、ルーレットとの出た目によって、ポイントがもらえる仕組みです。

私は、毎回(確か)5ポイントしかもらえませんでしたがw暇な日は、特に用事もないのにルーレットだけ回しに行っていた時もありました。

そして、電化製品を購入するときは、真っ先にヤマダ電機が頭の中に浮かんできます。

ヤマダ電機が、この仕組みを導入していた理由は、いろいろあると思いますが、この事も戦略としてあると思います。

今はやっていない為、もうお役御免か、思ったより成果が出なかったかは定ではありませんが・・・

ガンホーの場合

パズドラと聞けば、スマホのゲームをやったことがある人なら、多くの人が知っていると思います。昨年かなり話題になりました。

今思えば、昨年の初めに「ガンホー」の株を買っておけばと・・(たらればですが)

話は戻りますが、パズドラも定期的に訪問してもらう仕組みを取っています。

それは、毎日パズドラのゲームにログインすると、ポイントがもらえるサービスです。この仕組みにより、特にゲームをやる予定がなくても、「ログインをしてポイントは貰わないと」という習慣がついてしまいます。

そして、習慣になってくると、ポイントを貰っていない日は、なんだかやり残した感がでて、気持ち悪い感じになります。

ゲームに飽きてやらなくなっても、すぐには習慣が消える事はありません。また、習慣がなくなっても、潜在意識の中には存在しています。

今回は2社の事例を紹介しました。この仕組みを、簡単にマネする事は出来ませんが、アイデア次第で、出来るだけ低コストな仕組みを作る事は可能だと思います。

費用対効果を考慮する必要がありますが、皆様も「定期的に訪問してもらう仕組み」を検討してみてはいかがでしょうか?

お客様の頭の中の、皆さんのお店や商品の存在感を高めましょう。