1ページ1テーマで作成しよう


何故1ページ1テーマか?

googleのクローラがそのページの情報を収集した時、収集した情報を基に、そのページは何について書かれたページかを分析します。

例えば、野球のページに、野球以外のスポーツ(サッカーの結果や、バスケットボールの情報)が掲載されていた場合、タイトルタグのキーワードや、記事の比率にもよりますが、スポーツ全般のページとして認識されるかもしれません。

もちろん、そのページのテーマを「いろんなスポーツの試合結果」と言うテーマで、意図的に作られたページなら良いかもしれませんが、「野球」と言うテーマを設定して作成した方にとっては、少し意図がずれてしまっているかもしれません。

何故これがいけない事なのでしょうか?

それは、検索エンジンから「スポーツ全般のページ」と認識されてしまったページは、検索エンジンで、「スポーツ ○○」と言うキーワードには上位に表示される可能性があるかもしれませんが、「野球 ○○」と言ったキーワードには、ほとんど上位に表示されることはありません。

これは、そのページで野球のグッズなどを販売しようとと考えていた方にとっては、あまり効率の良いPR方法ではないかもしれません。

多くのユーザーは複合キーワードで絞って検索する

皆さんは、インターネットで物事を調べる時、どのように検索しますか?

例えば、サッカーが上手くなりたい人は、「サッカー 上手になる方法」「サッカー テクニック」「サッカー スクール 教室」などのように、複数のキーワードで調べる人が多いと思います。

上記の検索キーワードに対して、googleも「サッカーで上手くなる方法」をテーマにしたサイトを表示させます。

上記のニーズがある人が、ただ「サッカー」とだけ入力して検索する人は、かなり少数派だと思います。

このように、キーワードやニーズが多様化している時代には、テーマを絞ってページを作成させたほうが、テーマを絞らず作成したページよりも、結果的に多くのお客様の目にとまる可能性が高くなります。

もちろんこれは、検索結果で上位表示される可能性が高いだけではありません。そのページに訪れたユーザーの行動にも影響します。

1ページにいろんな情報が含まれているページは、「サッカーで上手くなる方法」を知りたいと思って訪れたユーザーが、パッと見て、自分の欲しい情報がないと思った瞬間、直ぐに離脱してしまいます。よく探せば下のほうに書いてあったかもしれませんが、そこまで時間を掛けて探してくれません。

1ページ1テーマの考え方。

1ページ1テーマと言う事を念頭に置いて、ページを作成する事は正しいのですが、コンテンツとしてあまりにも貧相なページは価値がありませんので、絞りすぎも問題があります。

価値のないページをどれだけ作っても、やはり価値の無いホームページになってしまいます。

その為、絞りすぎて、1ページに文章が少なく(例えば、30~100文字)なってしまった場合は、逆に似たようなテーマで集めて、それなりのボリュームのあるページにする必要があると思います。

ネット通販やECサイトは、商品毎に詳細ページを造り、1商品1ページとするのが良いでしょう。ただ、その場合も商品写真だけでなく、商品コメントや、備考など、そのページで商品について知りたい事が完結できるような価値のあるページにする必要があります。

1ページ1テーマで作成しても、1ページのボリュームがあまりに長くなった場合は、それをさらに2つや3つのテーマに分けて、それぞれを1ページ1テーマにするほうが良いと思います。

これらの考え方は、ロングテールに繋がり、長期的にはかなりの集客効果も見込まれます。

 これらの積み重ねが、皆さんのホームページの価値を上げてくれます。

多用なニーズに対応するページを作ろう