アフターフォローをしよう


新規顧客獲得に掛かるコスト

ビジネスにおいて、売上を上げる為に、新規顧客獲得ばかりに目がいっている方も多く見受けられます。

もちろん、新規顧客獲得は、売上アップには欠かせませんが、同時に多大な手間、コストがかかります。

一般に、新規顧客獲得にかかるコストは、既存客の維持にかかるコストの数倍と言われています。

業界によっては、人生一度きりのサービスや商品もありますが、皆さんの業界がそうで無い場合、新規顧客獲得に多大なコストを掛けて獲得しても、ほとんどのお客様が1度しか利用されずに去っていく状態だとしたら、少しは既存客維持の為にコストを使った方がいいかもしれません。

それはよく「底に穴が開いているバケツに、水を注いでいる」イメージで例えられます。これを変えなければ、いくら新規顧客獲得を行っても、バケツが水でいっぱいになる事は難しいでしょう。

LTV(ライフタイムバリュー)を考えよう

LTV(ライフタイムバリュー)とは、顧客生涯価値とも言い、一人のお客様がその商品やサービスに対して、生涯どれだけのお金を使ってくれるかを表した指標です。

この指標が高ければ、一人のお客様が、皆さんの提供している商品やサービスに、多くのお金を使ってくれていると言う事になります。

要するに、LTV(ライフタイムバリュー)を上げると言う事は、同じ商品やサービスを長く使い続けてもらうと言う事です。

人はいろんな理由をきっかけに、ブランドスイッチ(心変わり)が発生します。もちろん商品やサービスが、支払うお金に対して、価値が低いのでは話になりません。

ただ、今の世の中、商品やサービスがいいだけでは、長く使い続けてくれる動機としては不十分です。

その為、良いサービス、商品を提供して、且つ、他に浮気しないような施策を行う必要があります。

その一つが「アフターフォロー」なのです。

適切なアフターフォローをしよう

アフターフォローとしてどんな事をしたら喜ばれるのでしょうか?

それは、業界や扱っている商品、サービスによって大きく変わると思います。

ただ、ほとんどの業界で共通していることは、「お客様の事を気にかけてあげる」と言う事だと思います。

例えば、商品を購入してから1~2週間後に、「商品の調子はどうですか?使い方でお困りな事はありませんか?」そういうメールを送ればいいのです。

もし、あなたが、整体クリニックを営業していたら、「あれから身体の調子はどうですか?痛いところはありませんか?」という内容のメールを送ればいいのです。

また、お客様の誕生日を知っていたら、「お誕生日おめでとうございます。今月は誕生日月ですので、○%割引でサービスが受けられるクーポンをご用意しております。」と言った事でもいいのです。

後は、タイミングを見極めて、必要な時に必要な内容を送ることをすれば、仮に一時は他のサービスに浮気をしたとしても、あなたのサービスに価値があれば、戻ってくる可能性は高いと思います。

お客様適度に気にかけてほしいのです。