次回予告から熱烈なファンへ
連続ドラマやアニメ、一部のバラエティ番組を見てると、番組の最後に次回予告が放送されます。
今見ているドラマやアニメのストーリーがとても面白くて、続きが気になる長編構成なら、次回予告のあるなしに関わらず、次回の放送も欠かさず見るか、録画する事でしょう。
ただ、ゲストが毎回代わる歌番組や、バラエティ番組の場合、司会者やその番組の熱烈なファンじゃない場合、次回予告を見て、興味のあるゲストが出ているかどうかで、見るか見ないか決めると思います。
また、テレビを点けたらたまたまやってたから、そのまま最後まで見てしまったと言う事、皆さんにも少しは経験あると思います。
さらに、次回予告をなんとなく見たら、とても興味のある事だったので、次回はその番組を見る為にテレビを点け、それ以降ほぼ欠かさず見るようになった。的な・・
上記の例では、次回予告がキッカケになり、リピーターになった極端な例です。
最終的には、皆さんのお店や商品の熱烈なファンになってもらう事がゴールですが、最初からそんなお客様はいません。
その為、1度ご来店されたお客様や、商品やサービスをご利用してくださったお客様に、また来てもらう為の動機を作る必要があります。
その方法の1つが次回予告なのです。
次回予告でお客様の気を引く
次回予告の内容は、業種、業界、お店によって違うと思いますが、お客さんの気を引く内容でなければなりません。
また、テレビ番組の次回予告は、通常、時間の都合などで、次の1番組分しか紹介されませんが、ホームページなどは、時間の制約やスペースの制約などがありませんから、複数用意することも可能です。
例えば、3月は「1万円以上で○○円引きキャンペーン」、4月は「産地直送○○祭り」、5月は「日替わり10個限定大特価市」など・・
そうすれば、ある次回予告にはあまり興味が無かったとしても、他の次回予告に興味を持ってもらえる可能性があるからです。
ただ、それでも、次回予告は3つほどに絞る必要があります。なぜなら次回予告はあくまで予告であり、本編(サービスや商品、コンテンツ)では無いからです。
熱烈なファンの方にとっては、次回予告を楽しみにしていらっしゃるかもしれませんが、そういう方には、別に次回予告専用のページを用意するとして、一見客にとっては、宣伝以外の何者でもありません。
その為、あまり押し付けがましい次回予告は、悪い印象を与える事もあるので、お客様の目の止まる所に表示させると共に、あまりしつこくない感じが良いと思われます。
また、次回予告の中に、たまたまお客様の気を引く内容が無かったとしても、「このお店は、いろいろと面白いことをやっているな。たまには覗いてみようかな。」と思ってくれたらそれ成功なのです。
次回予告の表示場所とタイミング
次回予告を表示させる適切な場所は、以下の3つだと思います。
1.トップページの1.5等地、もしくは二等地(一等地は、今一番アピールしたい情報を表示させるべきだと思います)
2.Thanksページ(商品購入後などに表示されるページ)
3.アフターフォローメール(商品発送メール)の本文
また、次回予告を表示させるタイミングは以下の4つになります。(上記と重複しますが)
1.お客様が訪問されたタイミング
2.お客様が商品の購入やサービスの申し込みをしたタイミング
3.お客様が商品が届いたタイミング、サービスを利用したタイミング
4.「3.」のタイミングから1週間ほど空いたタイミング
上記以外にも、適した表示場所やタイミングはあるかと思います。いろいろ試行錯誤して、お客様の反応をみながら改善していってください。
なお、この章では、次回予告を一見客からリピート客に育てるテクニックとしてお伝えしましたが、もう一つ大事な事として、既存客や熱烈なファンをつなぎとめていく為の大切なテクニックであることも覚えて置いてください。
再び来店してもらう為の理由を与えよう