2月度Mautic MeetUp Nagoya Mautic 2.12.1新バージョン情報 脆弱性情報


こんにちは。Webloco代表兼Webマーケターのヤブです。昨日、2月度のMautic MeetUp Nagoyaに参加してきました。

今回MeetUpの内容は、Mauticの最新バージョンの紹介と、皆でMauticを活用する為に、「ペルソナ」を作成するシミュレーションを行いました。

その為、Mauticの情報としては、新バージョンの変更点と言う事になります。

 

新バージョン「Mautic 2.12.1」情報

参考ソースは、GitHubのMauticリリースノートになっています。

なお、リリースノートを見る限り、Mautic2.12.1では、新機能は特になく、既存機能の強化やバグフィックスが中心でした。

Sendgrid APIの追加

SendGridとは、クラウドベースのメール配信サービスです。

新しバージョンでは、SendGrid APIを通して、電子メールを送信する機能が追加されました。

SendGridを使った事がないので、これでどれだけ便利になるのかは分かりません。

 

電子メール送信アクションのキューモードを無視する

「キュー」とは、サーバーの混雑が解消したり通信処理が終わると、メールが自動的に送信される仕組みの事です。

Mauticでは、「設定」の「送信メール設定」で、「キュー」モードを有効にすることができます。

ただ、メールモードがキューが有効になっていても、すぐに電子メールを送信するオプションが追加されました。下記画像の「send immediatery」

 

チャンネル登録時のウェブフックを追加

まずウェブフックとは、Mautic内で特定のイベントが発生したタイミングで、その情報をJSONのデータとして、設定したURLにPOSTする事を言います。

コンタクトのチャンネル登録が、(Set do not contact)に変更されたときに、Webhookに通知するサポートが追加されました。

ちなみに、「Set do not contact」とは、コンタクトに、メールを送信しない設定です。

コンタクトから、「もうメールを送ってくるな」と言った連絡があった時に設定する場合が多いと思います。

 

速度を向上させるために保留中の電子メールクエリ構造を変更

詳細は分かりませんが、パフォーマンスが上がっているという事でしょう。

 

ビルダーのpxから%への変更

今まで、幅をpx単位で設定していたところ、ビルダーパネルを30%に変更し、コンテンツを70%に変更したそうです。

ブラウザの幅に応じて、自動的に幅も変わる為、若干、ビルダーのユーザビリティが改善されたという事ですかね。

 

その他、バグフィックス

他にもありましたが、ほとんどが不具合の調整、バグフィックスとなっていました。

 

準新版「Mautic 2.12.0」

なお、1つ前のバージョンになりますが、結構重要なお知らせがありましたのでご紹介します。

リリースノートには、バージョン「Mautic2.12.0」で、3つの脆弱性に関する修正を行ったと書いてあります。

どんな脆弱性かをここで紹介するのはあまり良くないかなと思ったので、詳しくはリリースノートを見て頂ければと思います。

結論として、Mauticのオンプレミスを利用されている方は、出来る限り早く、最新のバージョンにアップデートする事をお勧めします。

ただ、今回の様に脆弱性が発表されたから「アップデート」するのではなく、常に最新の物にする事が良いでしょう。

 

以上「2月度Mautic MeetUp Nagoya Mautic 2.12.1新バージョン情報 脆弱性情報」をお伝えしました。